過去ログ - ことり「雉も鳴かずば撃たれまい」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/05/04(日) 00:44:50.33 ID:Q/bzk47d0
そんな二人を遠巻きに見つめる奇妙な集団がいた。

「青春が聞こえそうや…」
「もう、あふ、はうん……にゃふっ」
「ぐすっ…うぅ……」

希は花陽を、息をするように揉みしだき、花陽は揉まれすぎてもはや嬌声をあげるだけの存在になっていた。
その横では、海未と凛のやりとりにひどく心打たれたにこが人目も憚らず泣いていた。

希は練習の後、こっそり花陽に相談されていた。
海未と凛の仲をなんとかして取り持ちたいのだと。

花陽は前々から海未に相談を受けていた。どうやって凛にアプローチすればよいのか。
しかし海未がヘタレなこともあって、花陽の案はついぞ採用されなかった。

そんなときに、穂乃果の絵里に対する熱烈アピールが始まる。この刺激を生かさない手は無かった。
勢いに乗ればなんだってできると言いくるめて、花陽は海未に凛が居残りする日だけ教えて突き放した。
海未が悶々としていたのはそのためだった。Xデーの到来に緊張していたのだ。

当然、二人きりでいい雰囲気になったところでヘタレの海未にどうこうできるはずはないと花陽は思っていた。
だからこそ、何かあったときのために…いや、何もなかったときのために希に助けてもらおうと頼んだのだ。

ちなみに、にこは完全におまけだった。
二人の会話をどこから聞いていたのか、「後輩を見届けるのは先輩の役目よ!」と目を輝かせて乱入してきたのだった。


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