過去ログ - ことり「雉も鳴かずば撃たれまい」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/05/04(日) 00:57:26.58 ID:Q/bzk47d0
「ひっく……えぅ……」
「にこっち泣きすぎやろ……」
「しょう、がないでしょ……ぐす、ちょっと、眩しいのよ…」
(ピュアピュアやん…半分くらい自分の手柄なのに横取りされてるから泣いてるのかと…)
希はにこにハンカチを渡した。にこは涙を拭くと、最後に盛大に鼻をかんで希に返した。
お気に入りのじゃなくてよかったと希は心の底から思った。花陽はその最中も揉まれていた。
「お、海未ちゃんが凛ちゃん抱きしめたよ」
「ふー…なによ、今更やる気出したの?」
「奥手やもんなぁ…自分から手ぇ繋いだだけでも上出来やんな」
「結局告白は年下からじゃない…見てらんないわ」
「てか両想いならウチら仕事ないやん」
「まぁそうね」
「そういえば、にこっちなら『アイドルたる者恋愛禁止』って言うと思っとったよ」
「にこもそこまで頑なじゃないわよ。あの子たちがプロになりたいなら話は別だけど」
「本音は?」
「わかるでしょ」
「にこっちのそういうとこ、好きやで」
「はいはい、そりゃどうも」
希とにこは出歯亀を続けた。
他人の恋愛に興味津々なところは、年相応の女子高生だった。
「あへ……んひぃ……」
希の腕の中で、もはや花陽は人型の何かになりつつあった。
手助けをする代わりに、その両乳を希に差し出す―――それはあまりにも重い代償だった。
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