過去ログ - ことり「雉も鳴かずば撃たれまい」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/05/04(日) 06:23:12.66 ID:yZX4SREN0
「えいっ!」
「はっ…ことり!」

緊張を破ったのは第三者だった。
希の背後から静かに接近していたことりが、彼女への逆わしわしに挑んだのである。

ことりは希の半球に触れ、それを優しく揉んでみせた。
その数、実に七揉み。
それだけでも十分に常人の域を逸脱した行動であるのが海未にはわかった。

「グア゙ァ―――!!」

わしられた希は大きく悶え、しがみつくことりを跳ね飛ばした。
海未は床に叩きつけられんとすることりを、滑り込んで受け止めた。

死地にあって、彼女たちは顔を見合わせ、笑った。

「えへへ…ありがとう、海未ちゃん」
「礼を言うのはこちらの方です……見てください、ことり」
「うん……希ちゃんに、効いてる」

ことりのわしわしを喰らった希は、未知の感覚に困惑していた。
今まで何人もの乳を貪ってきた彼女であったが、その乳を揉まれたことはなかったからだ。

「グゥ―――……ヴゥ―――……」

そしてその衝撃は、ことりを「外敵」と認識させるに足るものだった。
海未と向き合っていた時とは違う、明確な敵意を持って希はことりを睨んだ。


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