6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 19:59:33.37 ID:OHJpcaUT0
「萩原の水着姿最高!」
思わず叫んでしまった。
カメラマンや照明さん、その他スタッフさんたちの視線が一挙にこちらに集まる。
その視線の意図はまあ、語るまでもないだろう。
「ぷ、プロデューサー……?」
「ああいえ、何でもありません。お気になさらず、続けてください」
紳士的に返すことで事なきを得た。
阿良々木暦は動じない。クールに流すことこそが人生において波風を立てないこつだ。
更に顔を赤くする萩原と、無言で仕事に戻るスタッフの皆様を前に、後で萩原に怒られるんだろうな、と思う。
ちくしょう、あんなに真っ赤になっちゃって、やっぱり可愛いぜ萩原。
この後滅多に他人に対して怒らない萩原に怒られるんだなあ、と思うとちょっと得した気分になる僕は、やっぱり八九寺や水瀬が言う通り変態なのかも知れなかった。
「ではこれで終了です。お疲れ様でした!」
「お、お疲れ様です!」
その後、さすがはプロなだけあってスタッフの皆さんは卒なく仕事を完璧にこなしてくれた。
萩原が頭を下げて逃げ出すように小走りで僕の元へやって来る。
「お疲れ、萩原。苦手な仕事なのによくやったな」
「ど、どうも……あ、それよりプロデューサー、さっきの……」
「あ、ああ……すまん、萩原を見ていたら、つい……」
「私、恥ずかしくて死んじゃうかと思ったんですからぁ……!」
「ごめんごめん。でもとっても可愛かったよ、萩原」
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