10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:07:04.71 ID:SCFqxrX60
そんなことをぼんやり思い出しながら私は指先を虚空に舞わす。
水瀬財閥は日本でも有数な大きな組織。
それを維持するためには強固な経営形態と運営能力が必要とされる。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:07:56.30 ID:SCFqxrX60
実際、私の相手は超がつくエリートと言っていいらしい。
顔合わせの時も何回か電話で離籍した事があったけど、それも全てビジネスってことらしいわ。
仕事はできる、将来有望、顔も・・・・・・まぁ、アイツほどじゃないけどまぁまぁってところね。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:08:54.05 ID:SCFqxrX60
そう言えばちょっとだけ気になることが、1つだけ。
式が身内だけなのよね、後は765プロのみんなが参加する位かしら。
余計なマスコミは完全シャットアウト、実際報告は漏らさないように口止めされてたし。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:09:29.72 ID:SCFqxrX60
話はお見合い話が出る前に遡るわ。
私は美希と付き合ってた。
知ってるのは765のみんなくらいかしらね。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:10:15.55 ID:SCFqxrX60
「あーもう!なんなのなの!あのディレクターは!」
美希が事務所に入った瞬間、大きな声で爆発する。
「落ち着きなさいよ美希、あれは確かに酷いけど」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:11:04.15 ID:SCFqxrX60
事務所のソファーにぼすんと腰掛け、クッションを抱く美希。
そんな姿を見て少しふふっっと笑いながらお茶の用意を始める。
薬缶に水をはり、コンロに火をかける。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:12:15.50 ID:SCFqxrX60
「私は大丈夫だから、そこまで怒らなくても・・・・・・」
「伊織はミキのものなの!」
「うー、正面切って恥ずかしいこといってくれるわね・・・・・・。」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:13:38.94 ID:SCFqxrX60
「でこちゃん、勝手に男の人と結婚しないでなの!」
「な、なにいきなり言い出すのよ」
「ほら、伊織のおうちって大きな会社でしょ?いつかそういうことがあるんじゃないかなって」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:14:23.10 ID:SCFqxrX60
うん・・・・・・?
「ふぅん?つまりアイツの変わりってわけ?」
この時のこの発言はうかつだったと思う、そんなわけないのに。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:15:05.34 ID:SCFqxrX60
これが美希と交わした最後の会話、それ以来美希とは会ってないの。
この日の夜、美希から別れようってメールがきたわ。
急いで電話かけたけれども、美希は電話に出なかった。
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