過去ログ - 伊織「碧い世界へあなたと」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:15:46.77 ID:SCFqxrX60
このまま、美希と会えないままお別れなのかしら。

せめて、あの日のことを誤りたい1、せめて最後は笑顔でお別れしたい・・・・・・

刻々と迫る式の時間に、顔が青ざめている私を鏡が映し出す。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:16:36.33 ID:SCFqxrX60
伊織。

ふと思い出す美希の声、それと同時に懐かしさと悔しさから涙が顔を伝う。

ねぇ、美希。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:17:14.93 ID:SCFqxrX60
ううん、弱くなったんじゃないわ。

美希と恋して、優しくなれたの。

「美希・・・・・・」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:17:59.75 ID:SCFqxrX60
全く、誰のせいよ。

私を泣き虫にしたのはアンタだからね、あとでこちゃんいうなっての。
・・・・・・?

以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:18:36.64 ID:SCFqxrX60
久々に聞くその声に、私は少し火照るのを感じる。

やっぱり私はまだ美希のことが好きで諦められないんだ。

だからこんな幻聴を・・・・・・
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:19:13.55 ID:SCFqxrX60
「美・・・・・・希・・・・・・」

もう一度、美希を呼ぶ。

今度は虚ろじゃなく、美希に向けて。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:20:05.29 ID:SCFqxrX60
「さてと、時間もないの」

「そうね、もうすぐで式が・・・・・・」

「何を言ってるの伊織?」
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:20:59.36 ID:SCFqxrX60
「さーて、行くのなの!しっかり捕まっててなの」

助走をつける、美希いや待ってその先2階・・・・・・

「いやあああああああああああああああ!!!!!」
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:23:09.67 ID:SCFqxrX60
「ちょっと!こんなことしたらアイドルどころか日本にいられなくなるかもしれないわよ!」

水瀬財閥のネットワークでは、国内は当然逃げ場は無く、海外でも危ういかもしれない。

「・・・・・・時間無いから詳しくは車の中でなの」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:24:02.31 ID:SCFqxrX60
「・・・・・・これがみんなからの伝言なの、伊織」

「ばっかじゃないの・・・・・・」

ドレスが塗れてぐっしょりなのがわかる。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:25:52.34 ID:SCFqxrX60
さっきから止まらなかった涙を拭いて、美希を見る。

「で?これはどこに向かってるの?国内は無理よ?」

ふふーん、と美希が亜美たちみたいななにかを企んでる目をする。
以下略



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