過去ログ - 伊織「碧い世界へあなたと」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:09:29.72 ID:SCFqxrX60
話はお見合い話が出る前に遡るわ。

私は美希と付き合ってた。

知ってるのは765のみんなくらいかしらね。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:10:15.55 ID:SCFqxrX60
「あーもう!なんなのなの!あのディレクターは!」

美希が事務所に入った瞬間、大きな声で爆発する。

「落ち着きなさいよ美希、あれは確かに酷いけど」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:11:04.15 ID:SCFqxrX60
事務所のソファーにぼすんと腰掛け、クッションを抱く美希。

そんな姿を見て少しふふっっと笑いながらお茶の用意を始める。

薬缶に水をはり、コンロに火をかける。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:12:15.50 ID:SCFqxrX60
「私は大丈夫だから、そこまで怒らなくても・・・・・・」

「伊織はミキのものなの!」

「うー、正面切って恥ずかしいこといってくれるわね・・・・・・。」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:13:38.94 ID:SCFqxrX60
「でこちゃん、勝手に男の人と結婚しないでなの!」

「な、なにいきなり言い出すのよ」

「ほら、伊織のおうちって大きな会社でしょ?いつかそういうことがあるんじゃないかなって」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:14:23.10 ID:SCFqxrX60
うん・・・・・・?

「ふぅん?つまりアイツの変わりってわけ?」

この時のこの発言はうかつだったと思う、そんなわけないのに。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:15:05.34 ID:SCFqxrX60
これが美希と交わした最後の会話、それ以来美希とは会ってないの。

この日の夜、美希から別れようってメールがきたわ。

急いで電話かけたけれども、美希は電話に出なかった。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:15:46.77 ID:SCFqxrX60
このまま、美希と会えないままお別れなのかしら。

せめて、あの日のことを誤りたい1、せめて最後は笑顔でお別れしたい・・・・・・

刻々と迫る式の時間に、顔が青ざめている私を鏡が映し出す。
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:16:36.33 ID:SCFqxrX60
伊織。

ふと思い出す美希の声、それと同時に懐かしさと悔しさから涙が顔を伝う。

ねぇ、美希。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:17:14.93 ID:SCFqxrX60
ううん、弱くなったんじゃないわ。

美希と恋して、優しくなれたの。

「美希・・・・・・」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:17:59.75 ID:SCFqxrX60
全く、誰のせいよ。

私を泣き虫にしたのはアンタだからね、あとでこちゃんいうなっての。
・・・・・・?

以下略



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