22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:17:14.93 ID:SCFqxrX60
 ううん、弱くなったんじゃないわ。 
  
 美希と恋して、優しくなれたの。 
  
 「美希・・・・・・」 
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:17:59.75 ID:SCFqxrX60
 全く、誰のせいよ。 
  
 私を泣き虫にしたのはアンタだからね、あとでこちゃんいうなっての。 
 ・・・・・・? 
  
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:18:36.64 ID:SCFqxrX60
 久々に聞くその声に、私は少し火照るのを感じる。 
  
 やっぱり私はまだ美希のことが好きで諦められないんだ。 
  
 だからこんな幻聴を・・・・・・ 
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:19:13.55 ID:SCFqxrX60
 「美・・・・・・希・・・・・・」 
  
 もう一度、美希を呼ぶ。 
  
 今度は虚ろじゃなく、美希に向けて。 
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:20:05.29 ID:SCFqxrX60
 「さてと、時間もないの」 
  
 「そうね、もうすぐで式が・・・・・・」 
  
 「何を言ってるの伊織?」 
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:20:59.36 ID:SCFqxrX60
 「さーて、行くのなの!しっかり捕まっててなの」 
  
 助走をつける、美希いや待ってその先2階・・・・・・ 
  
 「いやあああああああああああああああ!!!!!」 
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:23:09.67 ID:SCFqxrX60
 「ちょっと!こんなことしたらアイドルどころか日本にいられなくなるかもしれないわよ!」 
  
 水瀬財閥のネットワークでは、国内は当然逃げ場は無く、海外でも危ういかもしれない。 
  
 「・・・・・・時間無いから詳しくは車の中でなの」 
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:24:02.31 ID:SCFqxrX60
 「・・・・・・これがみんなからの伝言なの、伊織」 
  
 「ばっかじゃないの・・・・・・」 
  
 ドレスが塗れてぐっしょりなのがわかる。 
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:25:52.34 ID:SCFqxrX60
 さっきから止まらなかった涙を拭いて、美希を見る。 
  
 「で?これはどこに向かってるの?国内は無理よ?」 
  
 ふふーん、と美希が亜美たちみたいななにかを企んでる目をする。 
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/09(金) 21:26:52.10 ID:SCFqxrX60
 拝啓 伊織お嬢様 
  
 この手紙を受け取られているということは、もう式場から離れられていることだろうと思います。 
 幼い頃から伊織お嬢様のお目付け役として過ごしてきた日々でしたが、大変楽しい日々でございました。 
 今回の件で旦那様から任を解かれることになるでしょうが、気に病まれないようにお願いしいたします。 
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