5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:10:45.23 ID:hnbXP8NZ0
竜宮小町、いえ、765プロが芸能界で実力を付けてきたとはいえ、まだお父様やお兄様は、私の事を認めていない。
何故なら、水瀬の一族として、まだまだ私は未熟と考えているからだろう。
私自身もそう思っている。
だけれど、それは正しい事なのだろうか?
「…水瀬だから、水瀬の価値観だけにとらわれる…それが私は嫌なのよ」
「水瀬が水瀬たるのは、その価値観だけでしょうか?」
「どういう事?」
「それは、きっとお嬢様が一番よく分かっているはずですよ」
新堂は、私に微笑むだけ。
いつも彼は、私が自分で答えを出すように仕向けてくる。
家に居ないお父様やお母様にかわり、私に色々なことを教えてくれたのは新堂だった。
「私が?」
「ええ、お嬢様なら」
新堂の言葉を何度も何度も繰り返しながら、食事と入浴を終えた私は寝てしまった。
18Res/11.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。