過去ログ - 伊織「私はアイドル」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:13:59.64 ID:hnbXP8NZ0


「おはようございます、お嬢様」

多くの使用人達がそうであるように、新堂も朝早くから動き出している。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:14:46.72 ID:hnbXP8NZ0


「…なんなのかしら」

なぜ、私はこんなにも苛立っているのだろう。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:15:44.98 ID:hnbXP8NZ0

「私は、水瀬伊織は、アンタにはどう見えるの?」
「デコちゃんはデコちゃんだよ?」
「…はぁ、もういいわ、アンタに聞いたのが間違いだった」
「デコちゃんは、どう見えてほしいの?」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:19:03.19 ID:hnbXP8NZ0

「伊織ー、そろそろスタジオに向かうから準備してねー」

律子の声に、堂々巡りの思考を停止して立ち上がる。
結局、仕事の合間に考えては見たものの、その答えは出なかった。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:19:53.86 ID:hnbXP8NZ0


「お父様の部屋、変わらないわね」

もう、どれくらいだろう。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:21:24.25 ID:hnbXP8NZ0

「お前は、アイドルになってどうしたいんだ」
「…私は」

お父様の言葉が突き刺さる。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:21:58.09 ID:hnbXP8NZ0

「ん?」
「私は、水瀬伊織よ。だから水瀬の名を継いで、お兄様達の様に、お父様の様に、水瀬が発展する事を誇りに思って、生きていく…それだけかしら」
「…」
「それだけで良いのかしら。私は、私にしかできない事がある…そう思うのよ」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:22:47.59 ID:hnbXP8NZ0

「…まだ、か。成程」
「…私は、お父様やお兄様の力を借りずに、自分の力でやれるところまでやってみたい。私が、私であるために、水瀬グループの令嬢じゃなくて、水瀬伊織としてどこまでやれるのか」
「…そうか」

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:23:23.43 ID:hnbXP8NZ0

「それだけの事だ。お前は水瀬の令嬢として、水瀬グループで働き、水瀬グループの後継者一族として、経営に参画していった。それだけだ」

予想通りの答えが返ってきた。
そう、私はきっと、水瀬の箱入り娘のまま終わっていたのだろう。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:24:10.80 ID:hnbXP8NZ0



あれから、どのくらいが経ったのだろう。
遂に、私達765プロダクションは、一つの節目に立っていた。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:24:59.52 ID:hnbXP8NZ0
遅くなったけど伊織、お誕生日おめでとう!


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