過去ログ - 苗木「超高校級のデビルバスター?」
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29: ◆VnJSOIf/ss[saga]
2014/05/25(日) 22:19:53.69 ID:bQf1DMO90
【夜時間、希望ヶ峰学園地下2階・寄宿舎シェルター出口付近 ロビー】
舞園は一人でふらふらと出歩いていた。
時折しゃがみ、ソファの下をせわしなく覗いたり、暗い床の上をじっと見たりしている。まるで探し物をしているかのように。
その背後で複数の人影がうごめいて、そのうちの小さい影の手にナイフが閃いた。
そして、舞園に一歩近付き……
ーーーーーーーーーーーーーーー
舞園さん、演技ありがとう。
今だ!
【Kotonoha - system start】
苗木「来てくれ、【タム・リン】!」
霧切「【アークエンジェル】!」
二つの光が閃いたのと、ロビーの電気が付いたのはほぼ同時だった。
そしてボクのcompからは薄緑色の鎧に槍を携えた青年、
霧切さんのcompからは鷹のような翼の騎士が現れた。
???「何だと!騙しやがったな……!」
霧切「こんな古典的な手法に引っかかるなんてね」
苗木「舞園さん、夜勤の先生を呼んできて!」
舞園「は、はい!二人とも気を付けて!」
舞園さんは教習棟の方へ走っていった。第一の目的は一先ず達成だ。
改めて不審者の青年を見る。体格は僕よりも大きい。年はそんなに違わないはずだ。霧切さんの推理通り、希望ヶ峰学園のものらしき制服を着ている。何か白黒の布で顔を覆ってて……だけどそこじゃない。
青年の腕にはアームターミナル……つまり【希望ヶ峰comp】があって、彼の足元には三体のナイフを持った妖精がいたんだ。
こんな生徒、見たことがないよ……!
この人は一体どこから来たんだ?
霧切「やはりね、学園側からcompを数台盗まれたって話……貴方達が盗んだのね。」
霧切「悪魔ならあのドアを凹ますのも容易でしょうし、部外者は鍵がかかっていることは知らないでしょうから破ろうとするわよね」
???「くそ、くたばれ本科の怪物ども!俺達の絶望をお前達にも味あわせてやる」
苗木(本科の怪物!?何のことなんだ……いや、それよりも!)
苗木「霧切さん、あの妖精は」
霧切「外道【ジャック・リパー】ね。生憎弱点の火炎の持ち合わせはないけれど…」
苗木「勝てなくは、ないんだね!タム・リン、頼むよ!」
タム・リン「……マスター、了解です」
霧切「アークエンジェル、タム・リンと協力してジャック・リパーを片付けて」
アークエンジェル「はっ」
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