10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/28(水) 21:24:18.43 ID:ymNkNJOMo
授業が終わり、放課後。
不審者が出ることもあるので気をつけるようにとの校内放送を聞きながらケイは学校を後にした。
背後でにわかに校舎全体が活気づくのを感じる。
これから部活動の時間なのだ。
どこか締め出されるような心地で足を運んだ。
川沿いの道を下り、背後の賑わいが遠ざかったところでようやく息をつく。
これでケイが一人でいることを意識する人間は誰もいなくなった。
気兼ねなく一人でいることができる。
もちろんさきほどまでにしても咎める者はいなかったのだが自意識というのは厄介だ。
誰が咎めなくともケイ自身がケイを咎める。
つくづく集団生活に向いていないことを自覚して落ち込んだ。
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