23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/08(日) 21:11:03.64 ID:IECLU4W9o
音の出どころは近くではないが遠くでもないようだ。
いまいちわからないが聞こえてくる方向にいたってはもっとわからない。
顔をあちこちに向けてみるが音は一様に聞こえてきた。
ケイは不安になって立ち上がった。
あのなにやら怪しげな男がそう遠くもないところにいる。
すぐにでもここを離れた方がよさそうだ。
木材置き場の柵の切れ目、出口に速足で向かった。
音がわずかに大きくなった。
さらに気が急いて歩みが早くなった。
ほとんど小走りになって柵の間を抜ける。
その瞬間ぬっと大きな影が前に立ちはだかって、ケイは小さく悲鳴を上げて派手に転んだ。
思わず前に出した手に激痛が走った。
63Res/46.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。