24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/15(日) 21:32:37.50 ID:5+LUo+t4o
……
「大丈夫? 痛かっただろ?」
「はあ……まあ」
男の気づかわしげな声にケイは身体を固くしながら答えた。
ガーゼとテープで処置してもらった手をじっと見下ろす。
大きく擦りむいた傷は依然として痛んでいるが、少しは楽になった気がした。
「悪かったよ。急に鉢合わせたもんだから避けようがなくて」
「別に……」
ケイはもごもごと答えながら丸太にのせた尻の位置を直した。
場所は変わらず木材置き場。
男に助け起こされて手当てをしてもらってなので時間もそう経過してはいない。
恐る恐る視線を持ち上げると、地面に置いたライトの明かりに男の柔和な顔が照らされていた。
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