27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/15(日) 21:34:03.92 ID:5+LUo+t4o
「その……あまり気にしないでください。自分のせいって部分も大きいですし」
早く切り上げて帰ろう。そう思った。
事務的なこと以外で人と話すのはなんだか久しぶりで、居心地の悪さが胸のあたりに溜まっていくのを感じる。
ちくちくと不快で、できることならすぐにでも逃げ出したい気分だった。
と、その時だ。あの音が再び聞こえた。
ケイは思わずそちらに目をやった。
「ん、気になる? この音」
ムロイはそう言ってリュックサックから何かを取り出した。
音はその何かから聞こえてくるようだ。
(……携帯ラジオ?)
そう見えた。
大まかな形としては片手に乗るくらいの大きさの直方体。
色は赤みがかった茶色だ。
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