過去ログ - 星の声が聞こえている
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/22(日) 18:42:00.18 ID:kSjeRAO4o

 装置から耳を離す。
 いつの間にか閉じていた目を開く。
 イメージの中よりもだいぶ優しい日の光に照らされる校庭に戻ってきた。
 装置のスイッチを切った。

 しばらく校庭で行われているサッカーの様子をぼーっと眺めた。
 その耳にあの音がまだ響き、頭の中には空白に触れた感覚が残っている。
 悪い気分ではなかった。
 決して悪い気分ではなかった。

 そのうちに昼休みの終わりが近づき、サッカーをやっていたグループは引きあげ始めた。
 ケイは彼らが完全にいなくなってから教室に向かった。



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