34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/25(水) 20:47:11.04 ID:SRH5G3sNo
……
「こんばんは。あれは気に入ってもらえたかな」
先に来ていたらしいムロイは、丸太に腰かけたままこちらに笑いかけてきた。
ケイは無言で近づいて、装置をポケットから取り出した。
「これは一体、何なんですか?」
あれ、とムロイは驚いた顔をした。
「昨日教えなかったっけ?」
「星の声を聞くための装置ですか?」
「なんだ、ちゃんとわかってるじゃないか」
ケイは首を振る。
「確かにちょっと不思議な音はしますけど……壊れたラジオと何が違うっていうんですか」
ムロイはそれを聞いて、なるほど、とうなずいた。
「その疑問はもっともだね」
63Res/46.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。