36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/25(水) 20:49:07.63 ID:SRH5G3sNo
「もう二つ疑問があります」
ケイは消え去った流星の跡から視線を下ろしてムロイに言った。
ムロイはどうぞと微笑んだ。
「その装置が星の波……その、電磁波をきちんと拾えてるって保証はあるんですか? 他のものを拾っている可能性は?」
「いい質問だ」
彼はうなずく。
「確かにその可能性は無視できない。受信機の指向性を強化して明らかに余計な電磁波を修正する機構は組み込んである。だがそれでもきちんと選別しきれているかというとそれはない」
「じゃあ」
「うん。実際邪魔なのも混じってるだろうね。とりあえず拾った声の大きさが昼に弱く夜に強いことからうまくいってると思うしかないな」
ケイは昼間には装置の音が小さかったことを思い出した。
「で、次の質問は?」
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