39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/25(水) 20:50:59.56 ID:SRH5G3sNo
ムロイはしきりにうなずいた。
「そういえば考えたこともなかったよ。星は人間に何かしらのメッセージを送っていて、人間がそれを聞き取れないだけだとなんでだか思い込んでた。それ以外の可能性は思いつきもしなかった」
今だ鳴っていた装置のスイッチを切って彼はこちらに訊ねる。
「じゃあ俺は無駄な研究をしていたのかな」
「それは……」
「君はどう思う?」
ケイの目をじっと覗き込んで彼は言った。
ケイはたじろいだ。
そんなこと分かるわけがない。というか知ったこっちゃない。
だがケイにはきっぱりとそう言うことができない。
彼の性質は迷いだからだ。
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