13:唯「さばげー!」[sage saga]
2014/05/18(日) 21:10:53.91 ID:9mIsTwRt0
唯「うえええええん! ごめんなさぁい!」ベソベソ
[怒りながらも手を取って走る姿は姉か母親か! 和先輩の愛情が痛い唯先輩! 私は何を
言ってるんだ!]
和「憂! こっちの場所はわかるでしょ!? 早く援護して!」
憂『見えてるけど射程距離外だよ! そっちに向かうから待ってて!』
和「それじゃ間に合わないのよ……!」
唯「どうしよう、和ちゃん……」
和「もう、あの手しか…… 唯、こっちよ! もっと早く走って!」ザザッ
紬「澪ちゃんとりっちゃんは今のうちに装填を済ませて迎撃の準備を! すぐに憂ちゃんが
来るわ! 私はこのまま和ちゃん達を追うから!」ズドドドドドドドドドドッ
澪「わかった! 気をつけろよ!」
律「一難去ってまた一難か……!」
和「はあはあ……」ガサガサ
唯「ひいひい……」ガサガサ
[懸命に逃げる二人! どうやら和先輩はどこかに向かっているようです! 戦略的撤退
でしょうか!]
和「唯、もうそのミニガンは捨てなさい。これ以上は邪魔になるだけよ」
唯「ええっ、でも……」
和「重さでどんどん行動が遅くなってるじゃない。それに憂が来てくれれば、そんな武器は
必要無くなるわ。ほら」
唯「う、うん。わかった……」ドサッ
[唯先輩、ミニガンと給弾ベルトパックを捨てました。これは賢明な判断でしょう。 ――って
言ってる間に!]
ズドドドドッ ズドドドドドドドドドドッ
和「もう追いついてきた……! さあ、逃げるわよ!」ザザッ
唯「あうう……」ヨロヨロ
紬「絶対に逃がさないわよ、和ちゃん!」ザッザッザッザッ
[この超重量武器を抱えて、この移動速度! 執拗な追跡! 私にはムギ先輩がターミネーターに
見えてまいりました!]
ザザッ ザザッ ザザッ
和「やっと着いたわ……!」ヨロッ
唯「これって…… 洞窟?」
[二人がたどり着いた先は小さな洞窟でした! この中でムギ先輩を迎え撃とうというの
でしょうか!?]
和「さあ、入るわよ」
唯「うん」
[あっ、二人が洞窟に入るようです!]
唯「暗いよぅ…… 怖いよぅ……」コツコツコツ
和「唯、いい? この中は曲がりくねっているけど、一本道ですぐに出口があるわ。ここからは
私に構わず走って出口を目指しなさい。洞窟から出たら、すぐに憂が見つけてくれるわ。
わかったわね?」コツコツコツ
唯「で、でも、和ちゃんは……?」
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