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2014/05/18(日) 22:28:43.79 ID:vLqE3Jvk0
透華「では今日より、あなたたち三人は我が龍門渕家のメイドということで……はあ」
透華「三人とも。本当に、よろしいんですのね?」
智紀「ん」
純「拾ってもらった身としちゃあ、その恩義に報いないと寝覚めが悪いんだよ」
透華「……学校では、対等の友人として接してくれると嬉しいですわ」
一「もっちろんだよ、透華」
透華「ふふ。ありがとう、はじめ」ニコ
一「えへへ///」モジモジ
智紀(嬉しそうにしちゃって)
純(やっぱガチだよなぁ、国広くん)
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2014/05/18(日) 22:30:13.24 ID:vLqE3Jvk0
透華「さて。それではあなたたちの教育係を紹介しますわ」
一(教育係?)
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2014/05/18(日) 22:32:32.09 ID:vLqE3Jvk0
透華「紹介しますわ、我が家の筆頭執事の萩原。私はハギヨシと呼んでいます」
透華「差し当たり三ヶ月ほど、あなたたちの面倒を見させますわ」
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2014/05/18(日) 22:33:39.86 ID:vLqE3Jvk0
ハギヨシ「お三方」
三人「「「!!」」」ビクッ
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2014/05/18(日) 22:35:37.82 ID:vLqE3Jvk0
透華「もう、ハギヨシったら。みんな唖然としておりますわよ」クスクス
ハギヨシ「はは。三行でまとめた方がよろしかったでしょうか?」
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2014/05/18(日) 22:37:03.95 ID:vLqE3Jvk0
透華「さてハギヨシ。はじめたちの研修中、貴方を私の側仕えから外しますわ」
透華「衣の世話と並行して教育指導と三足の草鞋では、さしもの貴方とて大変でしょうから」
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2014/05/18(日) 22:37:55.74 ID:vLqE3Jvk0
一「……」
智紀「なんだか、圧倒される」ヒソヒソ
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2014/05/18(日) 22:38:56.09 ID:vLqE3Jvk0
透華「私はそろそろ行きますわ。ハギヨシ、後のことは頼みましたわよ」
ハギヨシ「はっ」
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2014/05/18(日) 22:39:57.50 ID:vLqE3Jvk0
ハギヨシ「さて。国広様、井上様、沢村様」
一「……」
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2014/05/18(日) 22:41:40.77 ID:vLqE3Jvk0
一「……だったら、なにが問題なワケ?」
ハギヨシ「簡単なことです。皆さまはあくまで『遊び相手』としてスカウトされたのであって」
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2014/05/18(日) 22:43:24.51 ID:vLqE3Jvk0
ハギヨシ「それではこれより、貴方たち三人がメイドとして最低限の水準に達するまで」
純「……ん?」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/18(日) 22:45:29.40 ID:vLqE3Jvk0
一(そうしてボクたちの、地獄の三ヶ月が幕を開けた……)
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2014/05/18(日) 22:46:56.52 ID:vLqE3Jvk0
一(まあ、一番濃い地獄を見たのは、主に純くんだったんだけど)
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2014/05/18(日) 22:47:55.42 ID:vLqE3Jvk0
一(でもきつかった。うん、きつかった)
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2014/05/18(日) 22:49:18.51 ID:vLqE3Jvk0
一(貧困な語彙をさらすようだけど、ホント、他に言葉が見つからなかったんだよ。いやマジで)
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2014/05/18(日) 22:50:31.03 ID:vLqE3Jvk0
一(そんな日々の中で一つ、嫌というほど思い知らされたことがあった)
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2014/05/18(日) 22:52:00.60 ID:vLqE3Jvk0
一「っていうかそれ、ジュースじゃなくて紅茶の用意じゃあ」
ハギヨシ「お嬢様のお呼び出しも間近に迫っておりますので」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/18(日) 22:52:51.02 ID:vLqE3Jvk0
ハギヨシ「お待たせしました。研修の続きをしましょう」
純「あの、一つ聞いていいですか」
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2014/05/18(日) 22:54:32.48 ID:vLqE3Jvk0
ハギヨシ「三ヶ月間お疲れ様でした、皆さん。これにて研修を終了します」
純「」グッタリ
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2014/05/18(日) 22:55:36.83 ID:vLqE3Jvk0
純「しっかし、きつかった。世のメイドってヤツはみんな、こんな苦労を味わってるもんなのか……」
智紀「今度メイド喫茶に行ったらチップ弾んであげよう……」
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2014/05/18(日) 22:56:50.36 ID:vLqE3Jvk0
純「……おい」
ハギヨシ「はい?」
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