過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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2014/06/01(日) 02:47:37.64 ID:SAoUehP80
そうしてたどり着いた家屋は、しばらく人の手が入ってなかったのか
なかなかにひどい有り様だった。
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2014/06/01(日) 02:48:29.84 ID:SAoUehP80
男「……はぁ、さてと」
家の中をみて、男は早速ひとつため息をもらした。
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2014/06/01(日) 02:49:12.64 ID:SAoUehP80
その中からは、
幼いながらに人の目を引く端正な顔立ち
およそ病などの気配もない絹のようななめらかな柔肌
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2014/06/01(日) 02:50:02.81 ID:SAoUehP80
男「ああそうだったな、その点に関しては感謝するよ、不本意だが」
エルフ「まったく、人が身を切る思いで助けてやったというのに、素直になればよいものを」
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2014/06/01(日) 02:51:37.08 ID:SAoUehP80
男「にしてもな、この惨状はいかんともしがたいな…」
エルフ「…ふふん、まあそこは私が近いうちに何とかしておこう、もののついでということで」
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2014/06/01(日) 02:52:16.16 ID:SAoUehP80
その日は、長旅の疲れもあったために雑多なことは後日に回して
とりあえず、手持ちの中からなんとか簡単な夕飯を用意して、それを食べることにした。
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2014/06/01(日) 02:54:01.93 ID:SAoUehP80
エルフ「…なあ、ところで」
男「なんだ?」
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2014/06/01(日) 02:55:26.98 ID:SAoUehP80
次の日の朝、件の娘はなんとなしに朝早くから起きてしまっていた。
朝ごはんを食べる様もいつもより姿勢よくしていて
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2014/06/01(日) 02:56:55.44 ID:SAoUehP80
男「それじゃあ行ってくるから、留守番とその他諸々よろしくな」
表に出ると男はふりかえって、そこに佇んでいる少女に挨拶をした。
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2014/06/01(日) 02:57:52.68 ID:SAoUehP80
男「…なんだ今度は、昨日一晩謝って、後は何を」
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