過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/19(月) 20:54:43.85 ID:x3LnnHZ50


エルフ「………」

エルフ長「…これはどういうことなのか、貴様の口から説明してもらおうか……」

彼女は、父親とともに里の長の前に引き立てられていた。

目の前には、粉々に壊された彼女の発明品があった。


エルフ「これは、わたしの作った、道具です…」


エルフ長「ああ、だがこれはエルフの技術ではない……そうだな?」

エルフ「……は、はい…これは、人間の…技術、です」


彼女には見なくてもわかった。父が酷く怒ったような、悲しげな顔をしていた。

ただその理由だけは、わからなかった。


エルフ長「里の掟を知らぬことでもあるまい、貴様は、人間と交流をもったというのか?」

エルフ「ち、違います!ただ、遠くから見ていただけです!これも、見よう見まねで作っただけで」


エルフ長「同じことだ、貴様が人間の技に手を染めたことには変わらんのだ!」

エルフ「ひっ!?…」


彼女はこの日、酷い言葉を浴びせかけられ、その誇りも、精神をも邪悪であると非難された。


家に帰ってからも父親にすら散々に冷たく言われ、母親もとうとうその姿を見せなかった。




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