1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/20(火) 01:38:30.84 ID:WXLYWeAX0
うちの猫が死んだ。
18年連れ添った愛猫であった。
私が大学の下宿のために生家を離れるときも、荷物に紛れてまで付いてきたので下宿先で飼ってやっていたのだ。
その猫が死んだ。
青灰色の縞模様の、綺麗な毛並みをした猫だった。
突然のことであった。
私が実習室の雑用を終わらせ、遅く帰った時には既に冷たくなっていた。
本当に突然のことであった。
昨日まで元気に遊んでいたのに。
今朝だって私の顔を叩いて起こしてくれたというのに。
両の手の中に居る彼女の体は既に冷たくなっていた。
そうしてその晩、私は悄然として涙もこぼれず、心にぽっかりとあいた穴の寂寥に曝されて床に就いた。
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/05/20(火) 01:39:03.50 ID:WXLYWeAX0
???「起きろ、ごしゅじん、朝だぞ!」
ああもう、顔を叩くなよ、今起きるから。
???「ごしゅじん、ちこくするぞ!」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/05/20(火) 01:39:58.66 ID:WXLYWeAX0
男「さ……さくら…?」
問い掛けに、少女はコクリと頷いた。
少女「ごしゅじん? どうしたの? わたしの顔、へん?」
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