過去ログ - 男「うちの猫が死んだ」
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2014/05/20(火) 01:42:28.92 ID:WXLYWeAX0
しかし、見蕩れていると桜がくしゅん、と小さくクシャミをして、

桜「その、ごしゅじん・・・、毛皮をなくしちゃったから、ちょっと寒いの・・・」

と言うので、箪笥から私の寝間着を出して着せてやった。

いうまでも無く寝間着はぶかぶかだった。

しっぽが邪魔になるのでシャツだけを着せたが、それでも小さな桜の体には十分なようだ。

桜「ねえごしゅじん、これぶかぶかしてやだー。」

頬をぷくりと膨らませて不満を言った。

男「でも桜、それ着とかないと寒いよ?」

男「あとでぴったりのを買って来てやるから暫くそれで我慢しておいておくれ。」

桜「わかった。」 こういう素直な所もやはり桜だった。

桜「ねえごしゅじん? きょうはお出かけしないの?」

幸い、今日は土曜日だ。

男「うん。きょうはお休みだからね。」

桜「じゃあきょうはずっといっしょ?」

桜は顔をぱあっと輝かせて言った。

男「そうだね、桜の着物と夕飯の買い物には行かなくちゃいけないけど・・・、それ以外はずっと一緒だよ。」

桜「じゃあいつもよりちょっとだけおるすばん?」

男「そうだよ、ほんのちょっとお留守番。 でも、夕飯の買い物は一緒にいこっか。」

私がそういうと、うん!と嬉しそうに言った。


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