1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/22(木) 21:06:43.17 ID:+nZ8YiETo
「はい、はい――本当にすみませんでした。失礼します」
僕が受話器を電話機に置いてもまだ、彼女は泣きべそをかいていた。
ソファーに座るよう促しても彼女は座ろうとしなかった。
「なあ、気にするなよ。誰だって……例えば春香だって似たようなミスはやったさ」
ずずっと鼻水をすすって、彼女は疑わしそうな目を僕に向けた。
「本当?」
「本当本当」
ほら、と僕はソファーに座って、隣の席をぽんぽんと叩いた。
ようやく彼女は腰を下ろした。
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