1:1[saga]
2014/05/22(木) 22:05:43.82 ID:pK/vwF7w0
・アイマス、亜美真美SSです。
・亜美、真美、誕生日おめでとう!!!
・地の文あります。
・書き溜めてあるのですぐ終わります。
では、よろしくお願いします。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:1[saga]
2014/05/22(木) 22:06:20.66 ID:pK/vwF7w0
亜美「…………ながーい」
真美「………………ゲームやりたーい」
P「もう少し我慢しろって」
3:1[saga]
2014/05/22(木) 22:06:58.47 ID:pK/vwF7w0
確かに真美の言う事は確かで、今回の仕事は少しばかり遠方での撮影だった。
海沿いの道路にタイヤを擦らせる事小一時間、いまだ景色が変わる気配は無い。
亜美「でもビックリしたよね、竜宮で撮影してたら真美が居たんだもん」
4:1[saga]
2014/05/22(木) 22:07:29.25 ID:pK/vwF7w0
その時の事は良く覚えている。
撮影の合間にある休憩時間に、少し遊んでくると言って海の周りを探検しに行った真美が、
直に帰ってきたと思ったら第一声が、「亜美が居た!!!」だった。
5:1[saga]
2014/05/22(木) 22:07:56.32 ID:pK/vwF7w0
亜美「うあ〜……、もう泳いで渡っちゃおうよぅ」
P「俺達が帰るのは陸の内側なんだから、海をどんだけ泳いだって765プロには着けんぞー」
真美「じゃあせめてゲームしたいよ〜」
6:1[saga]
2014/05/22(木) 22:08:31.31 ID:pK/vwF7w0
P「あぁ、そうなのか? じゃあ携帯のアプリで暇つぶしでもすればどうだ?」
真美「そんなので真美たちの燻り続ける渇きは癒せないのだ……」
P「ぬぅ……、真美にしては難しい言葉を使いおって」
7:1[saga]
2014/05/22(木) 22:09:00.33 ID:pK/vwF7w0
亜美「でも、兄ちゃんホントに良かったの?」
P「ん? 何が」
亜美「亜美だけ先に帰っちゃってさ」
8:1[saga]
2014/05/22(木) 22:09:27.53 ID:pK/vwF7w0
真美「りっちゃんは行かなくて良いの? 亜美だけ行っても意味無いじゃん」
P「そこで俺の出番ってワケだ」
真美「兄ちゃんの?」
9:1[saga]
2014/05/22(木) 22:09:53.85 ID:pK/vwF7w0
亜美「早く帰りたい」
P「無理、あと二時間は掛かる」
10:1[saga]
2014/05/22(木) 22:10:26.69 ID:pK/vwF7w0
亜美「うあうあ〜!! もうジッとするのも嫌だよぉ〜!!」
P「我慢するしかないだろ〜?」
真美「座りっぱなしでお尻が痛くなってきたよね……」
11:1[saga]
2014/05/22(木) 22:11:26.00 ID:pK/vwF7w0
座席越しに抱きついてくる亜美。 首を引っ張られて、必然的に座席のヘッドレストに頭を打ち付ける。
実際クッションである事に変わりは無いので、それほどの衝撃は無いが、
運転中の人間を慌てさせるには十分だった。
P「ぐおっ、やめろ危ないだろ!!」
12:1[saga]
2014/05/22(木) 22:12:02.84 ID:pK/vwF7w0
P「…………ホントだな。 ガス欠か? けどランプは光ってないぞ」
給油ランプを見てみても点灯しているようには見えない。
ガソリンメーターもまだ項垂れておらず、エンプティを指すには余裕があった。
13:1[saga]
2014/05/22(木) 22:12:37.66 ID:pK/vwF7w0
車のナビを起動して、「がそ」まで打った所で候補に出てきた単語をタップする。
が、最寄のガソリンスタンドまであと30kmはあった。
どんな近道を通ろうが、既にガス欠の前兆が訪れているこの車では辿り着くことは不可能だろう。
P「……………………終わった」
14:1[saga]
2014/05/22(木) 22:13:13.76 ID:pK/vwF7w0
亜美用に新たに書き込んだスケジュール帳と、時計を見合わせて、
あとどれだけの時間の猶予があるかを割り出した。
何度確かめても、数時間の余裕はある。 心配する必要も無いだろう。
15:1[saga]
2014/05/22(木) 22:13:53.57 ID:pK/vwF7w0
真美「砂浜あるっぽいよ。 海行けるかも」
亜美「マジで!? ……ホントだー!!」
P「……はい、はい。 お願いします。 すいませんホント、はい失礼します」
16:1[saga]
2014/05/22(木) 22:15:28.48 ID:pK/vwF7w0
真美に頭を持たれ強制的に向きを変えさせられる。
確かに目の前には砂浜があった。 まだ海に入るには早いのか、観光客は殆ど居ない。
ここにある駐車スペースは、夏に来る観光客の為に設置されたものなのだろう。
P「本当だな。 ……それが、どうかしたか?」
17:1[saga]
2014/05/22(木) 22:16:05.98 ID:pK/vwF7w0
・ ・ ・ ・ ・
亜美「うひー! ちべたい!!」
18:1[saga]
2014/05/22(木) 22:16:31.42 ID:pK/vwF7w0
反撃を仕掛けてやりたいが、今のお互いに着替えは無く、
下手に海水を衣服に付着させてしまったら着替えを取りに行くロスタイムが生じる。
そうなったらいよいよ間に合うかどうか解らなくなってくる。
真美「…………んっふっふ、覚悟するのだ兄ちゃん」
19:1[saga]
2014/05/22(木) 22:17:03.98 ID:pK/vwF7w0
・ ・ ・ ・ ・
三十分ほどそのままのテンションで騒いで、一方的に海水を浴びせられた後、
砂浜で三人して海を眺めながら山も落ちも無い、他愛無い会話を繰り広げていた。
20:1[saga]
2014/05/22(木) 22:17:32.49 ID:pK/vwF7w0
P「それを言うならロード……。 ……合ってるな」
亜美「んふ、だしょー」
P「……取りあえず車に戻るか?」
21:1[saga]
2014/05/22(木) 22:17:58.91 ID:pK/vwF7w0
亜美「…………っ、うっぷぷ!!」
P「んぁ? どうした?」
亜美の笑い声が聞こえ、振り向くと口を抑えて笑いをこらえる亜美と、
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