過去ログ - 側近「魔王を倒してください、勇者様」王様「よしわかった」
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13: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:04:21.58 ID:bbaiUUuA0
王様「なるほど……これなら納得できる」

側近「ようやくですか。まったく遅すぎます」

王様「いや、お前は勇者の子孫だって言われても普通は困るでしょ。ただでさえ勇者伝説≠ェ単なる伝説になってる時代だし」
以下略



14: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:06:00.75 ID:bbaiUUuA0
側近「王様、グダグダしてる時間はないんですよ?」

王様「……………」

側近「伝説では500年前に起こるはずだったことが今、起きてしまったんです。現に人間界と魔界が繋がってしまったんです」
以下略



15: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:08:50.79 ID:bbaiUUuA0
側近「武器を持ち、味方とパーティーを組み、魔族を倒してレベルを上げ、魔王城に乗り込み魔王に一発ぶちかます。それが勇者の、王様の運命なんです」

王様「ゲームやお話でしか聞いたことのない話だな。いや、王が自ら魔王を倒すなんて聞いたことない」

側近「事実は小説より奇なりです」
以下略



16: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:09:51.48 ID:bbaiUUuA0
側近「こうやって話をしているのも時間の無駄です。ほら、もう仲間の準備は私たちがしておいたので、安心して逝ってください」

王様「最後の最後にどえらい漢字間違いしてるぞ」

側近「おっとつい本音が」
以下略



17: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:11:24.72 ID:bbaiUUuA0
――数分後――

側近「王様の御前だ。自己紹介しろ」

魔法使い「彼女いない暦34年、つまり童貞ですww」
以下略



18: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:12:30.81 ID:bbaiUUuA0
王様「おい……三人中二人が下ネタで魔法使いと賢者になってないか?」

側近「気のせいですよ」

王様(側近、私を本当に殺す気だな)
以下略



19: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:13:12.18 ID:bbaiUUuA0
王様「魔法使い、お前の特技はなんだ?」

魔法使い「広く情報を得ることですw。ビッチの個人情報なんか簡単に晒してやりますよww」

王様(こりゃ彼女できないな)
以下略



20: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:14:36.94 ID:bbaiUUuA0
王様「商人の特技はなんだ?」

商人「あたしの特技は、最初に安く売ってメンテナンスでがっぽり儲けることで〜す」

王様(……本職なだけ他の二人よりはまだまともか)
以下略



21: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:15:54.83 ID:bbaiUUuA0
王様(嘘だろ! 堅気の武器商人っぽくはないし、マフィアと繋がりがあるヤツか? おいおい、そんなのと王様が手を結ぶって立派な政治問題だろ)

王様「なあ側近、この三人が私の仲間か?」

側近「それ以外になんなんですか?」
以下略



22: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:17:04.95 ID:bbaiUUuA0
王様(こいつらと魔王を倒す旅なんて冗談じゃない! 他に方法はないのか? もっと強そうな戦士とか、可愛い僧侶とか、頼もしい軍人とか……軍人?)

王様「なあ側近、魔王を倒せるのは勇者だけなんだよな」

側近「当たり前です。なんですか、基本中の基本ですよ」
以下略



23: ◆.nCr.Wy1XQ[saga]
2014/05/24(土) 17:18:11.03 ID:bbaiUUuA0
王様「どうなんだ?」

側近「……その通りです」

王様「魔王だって、最後の一発以外は効くんだろ?」
以下略



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