過去ログ - 長門「――ありがとう」
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27: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:58:18.12 ID:9elYANWEo
キョン「今俺たちが頭を悩ませてることが本当なら、人がひとり消えた上に記憶まで改竄されてるんだぞ」

    「俺みたいな凡人が一朝一夕で解決できることとは到底思えないぞ」

古泉「……そうですね。やはり一番現実的な方法としては、涼宮さんに思い出してもらうことがいいと思います」
以下略



28: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:59:40.01 ID:9elYANWEo
キョン「まずは情報の整理だ。キーワードになりそうなのは『本』と『眼鏡』、そして『雪』だ」

古泉「まず、全員の記憶のズレがある本から攻めるのがいいでしょう」

キョン「同感だ。朝比奈さん視点だと本を読んでいたのは古泉ですよね?」
以下略



29: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 21:01:10.69 ID:9elYANWEo
キョン「……俺も最近読んだ本などない。自慢じゃないがのっぺりとした文字を見つめるのは苦手だ」

    「ではここで問題だ。各々の記憶に沿って思い出して欲しいんだが……」

    「読書を日課にしていた団員が読んでいた本はなんだろうか?」
以下略



30: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 21:02:28.72 ID:9elYANWEo
古泉「あなたの記憶の中の読書家の朝比奈さんはメイド姿ですか?」

キョン「いや、北高の制服だな」

古泉「それでは朝比奈さんにお伺いします。部室でメイド服を着ていなかった記憶はありますか?」
以下略



31: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 21:04:11.23 ID:9elYANWEo
古泉「事はそう簡単ではないんですよ。恐らく団員Xは宇宙人や異世界人にカテゴライズされるはずです」

   「団員Xを復活させるために涼宮さんの能力を借りるのは問題ありません。我々にはどうにもできませんから」

   「しかし、涼宮さんは団員Xを宇宙人とは認識していません。SOS団の一員として、一般的な人として認識しているはずです」
以下略



32: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 21:05:19.37 ID:9elYANWEo
キョン「おい、お前の中のハルヒは随分冷たいんだな」

古泉「他意はありませんので、そう恐い顔をしないでください。僕はしっかり作戦を立てるべきだと言いたいんです」

   「文字通り団員Xの命が我々の手腕にかかっているわけですから、状況を楽観視することだけは禁物です」
以下略



33: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 21:07:02.59 ID:9elYANWEo
キョン「ちょっと待て、これでハルヒにあたるのは少々戦力不足だ」

古泉「どういうことですか?」

キョン「俺たちが勝手に考えただけで、あくまで想像、いや妄想に近いレベルだろう」
以下略



34: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 21:08:39.26 ID:9elYANWEo
キョン「で、集まったのはいいが、そう都合よく部室にヒントがあるというわけでもないよな……」

古泉「いずれにせよ、行動する他ないでしょう。団員Xの痕跡を探してみましょう」

  「我々は配られたカードで勝負するしかないんですから」
以下略



35: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 21:10:42.52 ID:9elYANWEo
ハルヒ「どう? わかった?」

キョン「俺たちが忘れてるだけで、読書家で物静かな眼鏡キャラの団員Xがいたように思うんだ」

ハルヒ「随分しっかりとしたキャラ設定じゃない。で、その子はどこにいるの?」
以下略



36: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 21:12:03.15 ID:9elYANWEo
ハルヒ「まるで宇宙人でも探してるかのようね! ワクワクしてきたわ!」

古泉「我々三人で情報を共有したところ、ある程度のイメージは掴めました」

   「しかし、他に手がかりとなるものもなく、難航しているのが現状です」
以下略



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