過去ログ - 御坂「そういうことだったわけね」
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332: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/19(火) 21:07:03.41 ID:qXG8L0HTO
御坂「これ以上あんたを放っておくわけにはいかないわ。木山先生に、研究所の人に、アンチスキルに、ジャッジメントに……。いろんな人に迷惑をかけて、学園都市を巻き込んだことを怒んないといけないのよ!」

御坂妹「……そうですか。では、下準備をしましょう」

怒りを押し殺した目で御坂妹は右手を挙げる。
以下略



333: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/19(火) 21:07:39.14 ID:qXG8L0HTO
膜が張っていたのはほんの一瞬。
だが、その一瞬でアンチスキルは行動不能となった。

膜が晴れた後に残っていたのは、黒こげになった車両やバリケードの残骸と、重傷を負っているアンチスキルであった。

以下略



334: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/19(火) 21:08:24.43 ID:qXG8L0HTO
御坂「打ち止めちゃん、あそこのツインテールのお姉ちゃんを起こしてきて」

打ち止め「え?」

御坂「起きてるんでしょ? 黒子」
以下略



335: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/19(火) 21:09:01.33 ID:qXG8L0HTO
白井「でも」

御坂「これがすんだら、全て話すから。この子のことも、あの子のことも。本当は私がこの子を守らないといけない。でも黒子だからこの子を託すの。お願い!」

白井「……わかりましたの」
以下略



336: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/19(火) 21:10:25.68 ID:qXG8L0HTO
残ったのは姉と妹だ。

御坂妹「さあ、待ち望んだ勝負です。と、ミサカは期待に胸を膨らませます」

御坂妹は嬉々とした感じで言う。
以下略



337: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:15:09.96 ID:e05bGfuu0
第7学区 木の葉通り

白井は打ち止めを背負い飛び回っていた。

日付はすっかり変わっているが、夜はまだまだ続く。
以下略



338: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:15:51.11 ID:e05bGfuu0
その時、白井はにわかに思い出す。

白井(そういえば、お姉さまのクローンがどうたらという噂がありましたの)

一時期はやった学園都市第3位のクローンについての噂。
以下略



339: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:16:33.35 ID:e05bGfuu0
打ち止めから告げられた場所は意外な場所だった。
そこは冥土返しの勤める病院。
学園都市最高の医療設備が整えられていると言っても過言ではない。
御坂が連れて行こうとしていた場所が、ちょうど目的の場所だった。

以下略



340: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:17:49.45 ID:e05bGfuu0
鉄装「いた。白井さん!」

白井「鉄装先生!」

完全装備の鉄装が白井と合流する。
以下略



341: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:18:18.97 ID:e05bGfuu0
鉄装「初春さんから聞いてるわ。ここに木山先生がいるのね?」

白井「はい。この子が教えてくれましたの」

白井は打ち止めを地面に降ろす。
以下略



342: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:18:53.67 ID:e05bGfuu0
鉄装「さあ、いきましょう」

白井「はい。初春、頼みましたわよ」

初春『任せてください』
以下略



343: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:19:26.28 ID:e05bGfuu0
ロビーは普通である。
患者や来院者のための長椅子がずらりと並べられ、受付は夜のためかシャッターが下ろされている。

別段変わった様子はない。

以下略



344: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:19:52.77 ID:e05bGfuu0
初春『廊下も誰もいませんね。大丈夫です』

鉄装を先頭に白井と打ち止めが並んで進む。
廊下には非常灯が少なく、ロビーよりもさらに薄暗くなる。

以下略



345: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:21:13.55 ID:e05bGfuu0
その時、3人とは別の足音が響く。
その足音が3人の歩みを止める。

白井「初春、状況は?」

以下略



346: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:21:41.82 ID:e05bGfuu0
そもそもここには一般患者もいる。
向こうも手荒な真似はしてこないはずだ。

いざとなればアンチスキルだと堂々と言えばよい。

以下略



347: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:22:19.17 ID:e05bGfuu0
鉄装「アンチスキルです。ここに木山春生がいるという情報がありまして、夜分遅くにすいませんが、上がらせてもらっているところです」

冥土返し「そうですか」

冥土返しはつぶやく。
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348: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:24:47.84 ID:e05bGfuu0
冥土返し「信じてもらえないかもしれないが、私はあの子の味方ではない」

冥土返しが前を向いたまま話す。

冥土返し「私は10032号に脅されてね。従わなければ患者に危害を加えると。それからは病院に缶詰さ。病院内を動くのは構わないが、外出も外部との連絡もできなかった」
以下略



349: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:25:25.64 ID:e05bGfuu0
冥土返し「他の妹達が来ない。ちょっとまずいな」

鉄装「どういうことですか?」

冥土返し「君たちのようなものが来たら、真っ先に巡回中の妹達が来て追い返すはずなんだが、それがない。おそらく10032号への演算が大き過ぎて、それどころではないんだろう」
以下略



350: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:26:01.60 ID:e05bGfuu0
今度は別の鍵を取り出し、差し込む。
開いたドアの向こうにいたのは、

白井「木山先生!」

以下略



351: ◆Sfw.BieP36[saga sage]
2014/08/22(金) 23:26:42.95 ID:e05bGfuu0
木山「突然倒れたんだ。ただ意識を失っているだけだと思うんだが」

冥土返し「そのようだね。他に問題はなさそうだ」

冥土返しは近くのベッドに妹達の寝かせる。
以下略



352:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/29(金) 10:57:45.09 ID:L2Gs1F/3o
終わり?


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