過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2014/12/25(木) 17:33:28.51 ID:raeklLg30
ただ、これだけは言える。
今まで作り上げてきた理想の雪ノ下陽乃を演じる為に被ってきた作り笑いだけは
していないはずだ。
陽乃「それはそれで仕方がないわ。そういう雪乃ちゃんの選択も私は受け入れていたんだし」
雪乃「でもっ!」
陽乃「はいはい、この話はここまでね。だって、今、私は幸せなのよ。
だから、過去がどうであろうと、問題ないわ」
そう雪乃に告げると、陽乃さんは俺の方に振りかえる。
振りかえったその顔は、晴れ晴れとしているのだが、それも見間違えかと思うくらい
ほんのわずかな時間で、・・・・・・・今はニヤリと不敵な笑みを浮かべていた。
陽乃「ねぇ〜、比企谷くぅ〜ん」
甘い声色で俺を呼ぶと、つかつかと俺に近寄ってきて、そのまま俺の腕に体をからませ、
雪乃をおいて大学へと歩き出す。
甘い声色と同等以上の陽乃さんの甘い香りが俺を駄目にしそうにする。
俺は、てくてくと陽乃さんに引きつられるまま歩み出すが、
雪乃の声がどうにか意識を現実につなぎとめてくれていた。
雪乃「ちょっと姉さん。八幡から離れなさい」
陽乃「だって、そろそろ大学に向かわないと遅くなっちゃうでしょ?」
雪乃「それと八幡に抱きつくのとは関係ないわ」
陽乃「だってだって、比企谷君の腕の絡み心地っていうの?
なんかだ落ち着くんですもの。さっきまでおも〜くて、くら〜いお話していて
なんだかお姉ちゃん、精神的に疲れちゃった」
雪乃「だからといって、八幡に抱きついていい理由にはならないわ」
陽乃「えぇ〜・・・。
これから大学行くんだし、ちょっとは回復しないとやってけないでしょ。
だ・か・ら、栄養補給よ」
首をひねって後ろにいる雪乃を見ると、陽乃さんの言葉にあっけにとられ
口をぽかんとあけていた。
しかし、すぐさま唇を強く噛み締めると、つかつかと早足で俺達に追いつくてくる。
俺の隣まで来ると、空いているもう片方の腕に自分の腕を絡ませて
自分が本来いるべき場所を陽乃さんに見せつけようとする。
といっても、その雪乃の可愛らしい自己主張さえ、陽乃さんが雪乃をからかう為の
材料にしてしまいそうであったが。
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