過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/02/05(木) 17:31:22.24 ID:ymAshzYk0
雪乃は少し悔しそうに唇をかむ。
肉体面だけならば、一般的に見れば明らかに陽乃さんが有利だ。
出るところは出ているし、引っ込むべきところは引っ込んでいて、
優美な曲線が女性らしさを際立たせている。
それはある種の理想的な女性美なのだろう。
誰もがうらやむその肉体を独占できるのならば、男としては本望だ。
だけど、それは一般的な意見でしかない。その一般に俺が含むかは別問題だ。
たしかに俺も陽乃さんの女性らしい美しさは認めるし、見惚れてしまう。
こればっかりは雪乃には足りない。いくら新月のような儚い美しさと、
満月のような引き込まれる笑顔を持っていようとも、
圧倒的な太陽の前ではかすんでしまう。
でもな、雪乃。俺は一般的な意見には含まれない。
なにせ捻くれているからな。
若干線が弱いか細い肉体も、優美さが多少弱かろうと、それがなんだっていうのだ。
精神面の絶対性があるのなら、その肉体の持ち主のそのものを受け入れるのに。
まあ、その精神面での絶対的持ち主から、強烈なアイアンクローを現在進行形で
喰らっているのは、どうしてなんだろうなぁ・・・・・。
ちょっとだけ涙が出てきているのは、アイアンクローが痛いせいなんだよ、きっと。
けっして、ひょっとして愛すべき人を間違えちゃったって
疑問に思ったわけじゃないんだから、ね!
雪乃「そう、かもしれないけれど、だからといって、八幡を姉さんに渡すわけないじゃない」
雪乃はそう宣言して、きつい目つきで陽乃さんを威嚇すると、さらに手の力を強める。
きっと誰にも渡さないっていう意思表示なのだろう。
陽乃さんも、その強烈すぎる雪乃の主張を見て、不安を覚えてしまったらしい。
そして、雪乃は、陽乃さんの戦意喪失していっているのを見て、勝ち誇ってしまう。
だけどな雪乃・・・・・・。
陽乃「ねえ、雪乃ちゃん」
雪乃「なにかしら? もう何を言っても意味をなさないわ」
陽乃「そんなことじゃなくて」
雪乃「なんだっていうのかしら? もう姉さんの戯言には聞く耳をもたないわ」
陽乃「そうじゃなくって」
雪乃「勝ち目がないからって、見苦しいわよ」
陽乃「ねえ、そうじゃなくって。見苦しいわよは聞き捨てならないけど、
そうじゃなくってね」
雪乃「もうっ、歯切れが悪くてイライラするわね。はっきり言ったらどうなのよ」
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