過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/02/26(木) 17:29:55.27 ID:XApkFNfO0
すると、すぐに反撃とばかりに、驚かすなと睨みつけてくれではないか。
こればっかりは俺のせいだし、ごめんと目で合図して、再び陽乃さんの方へと向き直った。
八幡「孤高・・・ですかね。孤高ともいえる独特の香り。
ダージリンに限定されなければ、
本当に何が好きかだなんてわかりそうもないですけど、
雪乃なら、自分はこれが好きっていう香りをもってそうかなと。
最高級品といっても、マスカットフレーバーが苦手な人も
いるかもしれないですけどね。
まあ、だから、右になおれじゃないですけど、
誰もが飲み慣れた紅茶らしい紅茶よりは、独特な香りを有するセカンドフラッシュを
選んだんですよ。そうですね。こう考えると、捻くれているっている意見も
あながち間違いではないかもしれないですけど」
俺は、自分で建てた推理に、おもわず心地よい苦笑いをする。
陽乃さんから正解をまだ聞いたわけではないが、なんだか俺の心には満足感が
満たされていっているようだった。
捻くれている?
上等じゃないか。似た者同士が惹かれあって何が悪い。
普段は、俺も雪乃も、お互い似てなんかいないって言いはってはいるけれど、
やっぱり俺達って似た者同士なのかもしれない。
そう思うと、なんだか嬉しくなってしまった。
陽乃「ちょっと二人とも、二人してニヤニヤ笑っているなんて、気持ち悪いわよ。
もういいわ。正解よ、正解」
俺と雪乃は顔を見合わせて、初めてお互いがニヤついている事に気がつく。
どうやら雪乃も俺と同じ意見らしい。
悪くはない。いや、むしろ嬉しくもあるのだけれど、
雪乃が捻くれてしまったのは俺のせいか。
でも、セカンドフラッシュが好きになったのは、おそらく俺と付き合う前からだろうし、
雪乃が仮に捻くれているとしても、それは元からというわけで。
雪乃「答えにたどり着く過程がめちゃくちゃなのだけれど、
それでも正解にたどり着くなんて、ある意味才能ね」
八幡「そりゃどうも」
雪乃「いいえ。まったく誉めてはいないわ」
雪乃は、そっけなく言った割には、嬉しそうにほほ笑む。
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