過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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766:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/03/26(木) 17:36:01.11 ID:Ux4V/0K+0


八幡「ちげぇよ。一度も呼ばれた事はないし、呼ばれたとしても行かねぇって」

雪乃「負け犬の言い訳ほど見苦しいものはないのよ」

八幡「だからそんなんじゃないって」

雪乃「だとしたら、どうして由比ヶ浜さんが参加する勉強会の様子がわかるのかしら?」

八幡「あいつらが教室でミニ勉強会っていうの?

   授業前にわからないところとかを教え合っている事があるんだが、

   いつも問題解決する前に別の話題、主に雑談に突入しているんだよ。

   だから、結局はわからないところはわからないままになっちまってる」

雪乃「そう・・・。八幡もその会話に参加したかったのね。かわいそうに。

   いくら由比ヶ浜さんの隣の席にいたとしても、会話には参加できないのね」

八幡「それも違うから。あいつらの声が大きいから聞こえてくるだけだ。

   まあ、本当にわからないと困るところは弥生に聞いたりしてるから問題ないけど」

雪乃「そういうことにしておきましょうか。・・・あら?」

八幡「そういうことにしておくんじゃなくて、そうなんだって。

   って、店の入り口で急に立ち止まるなよ」



喫茶店の扉を開け、先に店内に入った雪乃は、俺達よりも先に席に座っている客に

視線を向けていた。

俺は雪乃の視線を辿ってその席に着く二人の客に目を向ける。



雪乃「彼って、弥生君よね?」

八幡「弥生だな」

雪乃「一緒にいる女性は、彼女かしら?

   だとしたら、別の店にしたほうがいいのかしらね?」



雪乃は首を傾げ思案する。

一応雪乃にも由比ヶ浜から聞いた弥生に彼女がいるらしいという事を伝えていた。

だから雪乃は、まだ弥生から恋人を紹介もされていないことに配慮して

店を変えたほうがいいかと提案してきたのだろう。

たしかにあいつが恋人の存在を隠しているのならば、

ここは知らないふりをして立ちさるべきなのだろう。
しかし・・・。



八幡「あの人って、弥生准教授じゃねえの?」

雪乃「弥生准教授? でも、どう見ても私たちより年下ではないかしら?」



たしかに弥生准教授には似ているが、今いる女性は俺達よりも年下に見える。

だとしたら、弥生准教授の妹ってことになるのだろうか。

そういえば雪乃は、1年Dクラス担当の弥生夕准教授とは面識がなかったはずだ。

弥生って苗字は珍しいとは思っていたが、もしかして兄妹か親戚かなんかなのだろうか。

俺も弥生准教授と直接会話をしたのは一回きりだから、すっかり忘れていた。




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