過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない第二部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている )
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/06/25(木) 17:30:32.46 ID:xOf/fSbn0
陽乃「もぉしょうがないなぁ。ただ、この後どこに行こうかって聞いただけよ」
八幡「陽乃さんは行きたいところないんですか? 俺は陽乃さんが行きたいところに
お供しますよ。俺は特に行きたい場所も、気のきいたデートスポットもしりませんし」
陽乃「ん? んん〜」
八幡「な、なんですか? その含み笑い。俺なにかヤバイ発言しちゃいましたか?
一応補足説明しておきますけど、俺が行ける場所にも限度がありますからね。
もちろん拒否権もあります」
陽乃「もぅ、そんなに身構えちゃったらせっかくのデートなのに雰囲気ぶち壊しじゃない」
誰のせいですかっ、誰の。
言葉に出さなくても露骨に顔に出ているだろうから言わないですけどねっ。
陽乃「まあいいわ。別に比企谷君が身構えるような事ではないわ。ただね……」
だから、そこで言葉と止めないでくださいって。
この数秒の間に冷や汗が流れまくるほどかんぐっちゃうじゃないですか。
陽乃「面白いわね、比企谷君って。見ていて飽きないわ」
八幡「俺はちっとも面白くないんですけど」
陽乃「あら? デートって、彼女を楽しませるものじゃないの?
その為に血反吐を吐いて彼女に尽くしているのだと思っていたわ」
八幡「あいにく男女平等がもっとうなので、彼女だけではなくて自分も楽しみたいんですよ。
むしろ男女平等を訴えるんなら、女性だけの権利も放棄してほしいものです」
陽乃「そう? 私は男女平等なんて不可能だから気にしてないわよ。だって、差別って
性別だけじゃないでしょ? それに、差別がない世界なんて不気味で不健全よ」
八幡「俺もそこまで求めてはいないですよ。ただ、自分の権利だけを棚に上げて、
人の権利だけはぎ取っていこうとしている奴らが気にいらないだけです」
陽乃「なるほどねぇ……。権利なんて利権なんだし、よっぽどの変わり者じゃなければ
自分の権利なんて手放さないわよ。まっ、いっか。こういう卑屈な会話を比企谷君と
楽しむのも悪くはないんだけど、せっかくだからデートに行きましょうか」
八幡「そうですね。じゃあ陽乃さん。どこ行きます?」
陽乃「ダウト」
八幡「はい?」
陽乃「だから、その呼び方じゃダメでしょ」
八幡「え?」
なんだっけ? 呼び方?
陽乃「陽乃さんじゃなくて、今日は「陽乃姉さん」なんでしょ?」
八幡「あっ……。それってまじで有効なんですか?」
陽乃「ええ、もちろん」
悪魔の頬笑みだ。これが天使とか言う奴がいたら、ぶん殴って目を覚ましてやりたい。
いや、そいつを生贄にして逃げるべきか。そうだ。馬鹿な盲信者は生贄にすべきだな。
もう、これが悪魔じゃなくてなんだっていうんだ。俺が言いだしたことだけれど、
それを逆手にとるなんて、なんてたちが悪いんだ。わかってはいた。
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