過去ログ - ことり「体育倉庫で二人きりになるおまじない……?」
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67: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 13:44:42.30 ID:VV5Ndr/SO
ことり(…………なんて)


我ながら突拍子もないことを考えているとは思う。

以下略



68: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 13:48:29.88 ID:VV5Ndr/SO
穂乃果がマットを敷き、その上に二人が並んで座ってから十分ほどが経過した。


穂乃果「ことりちゃん」

以下略



69: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 13:51:15.22 ID:VV5Ndr/SO
ことり「それはないんじゃないかな……」

穂乃果「ど、どうして?」

ことり「だってことり達、生徒会室に鍵かけてきちゃったでしょ?電灯が消えてて鍵もかかった部屋なんて、いちいち中まで見ないよぉ……」
以下略



70: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 13:57:15.96 ID:VV5Ndr/SO
普通に考えて、娘がいつまでも帰ってこないとなれば南家も高坂家も警察に届け出るだろう。

それにことり達が何をしていたかを知っている海未もいるのだ。
遅くとも明日には助けがくるはずである。

以下略



71: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 14:01:34.26 ID:VV5Ndr/SO
天井には、相変わらず今にも消えそうな電球。
戸が閉まった以上、この電球が消えてしまえば倉庫は真っ暗になる。


そして床に目を向けたとき、ことりは自分のポーチに気づいた。
以下略



72: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 14:04:44.96 ID:VV5Ndr/SO
ことりは覚悟を固める。


ことり(穂乃果ちゃんは今は落ち着いてるけど、いつまでそれを保てるかはわからない。ことりが穂乃果ちゃんを支えてあげなきゃ……!)

以下略



73: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 14:06:52.87 ID:VV5Ndr/SO
【SIDE : 高坂穂乃果】




以下略



74: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 14:08:46.66 ID:VV5Ndr/SO
体育倉庫は、中にずっといるにはなかなか辛い環境だった。

空気は乾燥していて喉が渇くし、風通しも悪い。
しかも先程までの騒ぎで、空中に埃が舞っている。
深呼吸なんてしようものなら、たちまち埃を吸い込んでしまうだろう。
以下略



75: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 14:10:23.54 ID:VV5Ndr/SO
当のことりの様子を伺うが、ことりは穂乃果の隣に座って俯いたまま動かない。

先程の会話からして、ケータイを持ってこなかったのが自分の責任だと思ってしまってるようだ。


以下略



76: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 14:13:40.12 ID:VV5Ndr/SO
穂乃果が途方に暮れていると、ことりが急にガバッと顔をあげた。


ことり「……」

以下略



77: ◆uediOOB0wc
2014/05/31(土) 14:23:16.24 ID:VV5Ndr/SO
見栄を張ろうとしただけに恥ずかしい。
羞恥で顔が熱くなるのを感じる。


ことり「そっか。あのね、クッキーならポーチの中に入ってたけど……よかったら食べる?」
以下略



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