過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/15(月) 22:15:13.55 ID:E6QKXXWS0
母親の反応は劇的だった。瞬間的に顔を真っ赤に紅潮させ、喚き声を上げながら椅子を蹴立てた。母親は即座にテーブルを蹴って教師に肉薄し、首元を女にあるまじき膂力で締め上げた。

教師はとっさに飛び退ろうとしたが、椅子に座ったままでは距離を置くこともままならない。次の瞬間には母親の顔は教師の目と鼻の先だった。教師の身体を椅子の背に強く押し付けるようにして、母親は身も世もなく絶叫した。

少女母「お前になにが分かる!? あの子の母親はあたしだけなんだ! あたし以外にはいない! あたしの気持ちがお前なんかに分かってたまるか! 他にどうできたっていうのよ、言ってみろ! 他に選択肢なんて……!」

突然の出来事に呆気にとられていたのか、今ごろ教頭と主任が駆け寄ってきた。しかし母親を教師から強引に引き離そうとはせず、落ち着けだの何だのと言うだけ。
あくまでも事なかれ主義を貫く姿勢に、教師はかなり焦燥した。なにせ呼吸が確実に苦しくなり、自力で振り払うこともできないのだ。このままでは窒息してしまうと本気で恐怖した。

パニックに陥った教師の視線は辺りを激しく彷徨った。そしてあたふたと母親を説得しようとしている教頭の肩越しに、副担任の顔を見つけた。

副担任は取り乱した様子もなく悠然と立って、じろじろと教師の顔を眺めていた。副担任の貌は教師に降りかかった不幸が愉快でならないというように歪み、覗きこむような仕草は教師の表情を伺っているようでもあった。

急激に身体の中が冷えていくのを感じた。
自分はいったい何を期待していたのだろう。
ここには教師の味方はいないことなど、とうに承知していたことのはずだった。それを思えば、自分の情けない姿が無性に笑えてきたし、胸の内にぽっかりと穴が空いたような奇妙な虚脱感もあった。



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