過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/18(土) 22:53:27.94 ID:OH0uup+60
副担任「はは、……なあ、おまえ、できると思ってんのか? あの母親に伝えて、キョートーたちに報告上げて、おれを問責? できるわけねーだろバカじゃねーの!? さすがに頭ン中お花畑すぎんだろ、先パイさんよぉ」

教師「何を言って――」

副担任「おまえ、ジャマなんだよ」

副担任は目を眇めて、顔の動きで教師を見下した。いつもの軽薄さは見る影もない。情の通わない酷薄な容貌がこの男の素顔だったのか。

副担任「いっつもいっつもジャマばっかしてさぁ。おれはまだ精々二ヶ月ぐらいだけど、他の人らは一年以上だろ? そりゃあストレス溜まるって。あの母親だっておまえに協力するわけねえだろ。いやマジで、よく今まで保ったよな」

いっそ殺してくれてれば楽だったのにな、と副担任は冗談を言うように嘯いた。
その言葉に、教師は自分の過ちを悟った。相手をまともな人間だと考えるべきではなかった。

目の前の男は、人のなりをした怪物だった。他の連中は狂気に心奪われて正常さを失ったが、この男は正常なままに狂っている。魔が差したのでも、元は普通の人間性を持っていたのでもなく、生のままで尋常の精神にない。そんな人間を呼ぶ言葉を、教師は怪物以外に知らない。

副担任「つーか、本っ当に目障りだったんだよなぁ。てめえだけ善人面でさ、あからさまにごま摺って、ウザイったらなかったよ」

教師「……何が言いたい」

嫌悪にせり上がってくる吐き気をおさえて、教師は呻いた。副担任は喜悦におぞましく口元を釣り上げて、言った。

その名前を。



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