過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/18(土) 22:54:11.19 ID:OH0uup+60
副担任「偉っそうなことばっかいってたけどさ、結局、おまえもアイツに取り入りたかっただけなんだろ? 上手くいったか? ほかのバカどもみぃーんな踏み台にして、自分だけ好感度上げんのはどんな気分だった? でも、それももう終わりだ」

副担任は心底楽しそうに笑う。

副担任「おまえはもう、オシマイだよ。残念でしたね、『先パイ』」

たっぷりに毒を含んだ言葉を投げつけて副担任は踵を返した。振り返る気配もなく、どこかに――おそらくは職員室に歩いて行く副担任を、教師は引き留められなかった。

なぜならこれは、副担任たちの勝利宣言なのだから。

副担任が少女との面談の後、教室に来る必然性はない。それがこうしてわざわざ出向いてきたのは、教師に自分たちの勝利を誇示するためでしかありえない。

そう、勝敗は決着した。副担任や教頭たち、そして生徒は勝負に勝って、教師は無様に敗北した。副担任は敗者を辱めるためにここに来たのだ。敗者をいたぶって、自分の勝利を確信するためだけにここに来て、気が済んだから帰った。それだけだった。

副担任の凱旋は歓呼をもって職員室の連中に迎え入れられるだろう。副担任は彼らにとって、紛れもなく功労者だ。労いだけでなく、感謝すら口にするかもしれない。憎っくき教師の立場を完膚なきまでに粉砕したのだから。

――実際、教師の敗北は戦うまでもなく明らかだった。教職員のすべてを敵に回している以上、彼らの助力は得られない。たとえ教師の訴えが正当なものであっても、それが教師の主張であるということは、それだけで彼らにとっては撥ねつける根拠になるのだ。



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