過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/18(土) 22:55:02.44 ID:OH0uup+60
現実に何の立脚点も有さない思考は妄想に過ぎない。
そんな、あまりにも自明な事実から、教師は自分でも不思議なくらいたやすく遊離してしまっている。

現実から目を背けていたのは教師の方だった。担任としてクラスをまとめられなかったのだから、教師の教員としての評価は地に落ちた。しかも、訴え出る相手が策謀を巡らせているのだから、彼らは完全に教師の存在を黙して抹消するにちがいない。

以下略



172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/18(土) 22:55:31.85 ID:OH0uup+60
そもそも人倫の基は他者への自己投影である。思いやりも何もかも、人間性の本質は、他者に自己を投射して「自分ならどうか」と想像することにある。

他者への共感性、想像力の涵養こそ教師の教導すべき人道である、と教師は任じてきたが――ここに見落としていた論理の矛盾がある。
他者への自己投影を人道とするなら、人は自らを通してのみ他者と関わりあえるということになる。自分の内側にないものを他人の中に見出すことはできないのだ。

以下略



173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/18(土) 22:57:44.31 ID:OH0uup+60
もうちょっと進めたかったけど今回はこれで

次で完璧に心を折る


174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/10/18(土) 23:15:01.14 ID:vZwhEvqJ0
乙です。
さらに追い詰められる教師に救いがあるのか。楽しみです。


175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/19(日) 14:21:23.85 ID:SEgTcHzDO

救いはあるのか……?

教員を目指す俺には鬱にしかならないな


176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/11/05(水) 01:29:31.86 ID:++gmhmJk0
最近だめだ

もうしばらく放置かな


177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/05(水) 07:49:10.60 ID:URNT+IMC0
落とさなければいい


178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/09(日) 10:29:37.39 ID:+3BGlNmE0
投下行くよー


179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:30:51.21 ID:+3BGlNmE0
翌日以降、教師の教える授業は完全に破綻してしまった。
宿題の放棄などはまだ生易しい。授業中に当たり前のように騒ぐ、立ち歩く、人目をはばからず飲食する。勝手に席を移っていることもある。
教師の授業だけは無断で欠席しておいて、前後の授業はちゃんと出席する、という生徒まで出る始末だった。

ただし、彼らの反抗は、教師に対する積極的な攻勢という方向には向いていなかった。
以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:31:37.30 ID:+3BGlNmE0
しかし、教師には頼れる誰かなどいない。
教頭も主任も校長も、教師と生徒の関係をぶち壊しにした共犯者なのだ。
窮地に立つ教師に救いの手を差し伸べてくれるわけがない。

それでも、もしかしたら事態の重大さを理解してくれるかもしれない。
以下略



181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/09(日) 10:32:10.94 ID:+3BGlNmE0
浮き足立つ同僚に、教師は冷ややかな目を向けていた。自分たちの行いがこの災いを招き寄せたというのに、そんなこともわからないのかと思った。

そもそも生徒というものは、学校に対して、大なり小なり恨みを抱いているものなのだから。
教育の美名の下に自分を管理しようとするものに反感を感じずにはいられないだろう。暴発の火種はそこここに満ちている。だからこそ教員は、彼らの鬱屈を正しい方向に導き、道を踏み外さないよう見守らなければならない。

以下略



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