過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
1- 20
226:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 18:07:42.58 ID:EWkW1g5L0
乙 
まだー?


227:名無しNIPPER[saga]
2015/01/26(月) 02:00:42.91 ID:B0EEMirX0
投下


228:名無しNIPPER[saga]
2015/01/26(月) 02:03:45.97 ID:B0EEMirX0
教師の部屋は雑然としている。とはいえ、これは掃除が間に合わなかったからで、物自体はそれほど多くない。家具といえば衣装箪笥と寝具、本棚にテーブルと、キッチン横の冷蔵庫だけだ。

教師が勧めたのは、二つ並べて敷いた座布団のうち、部屋の手前側の方だった。
本当はテーブルを間に挟んで相対したかったのだが、このテーブルは部屋の狭さに比べて不相応に大きい。テーブルを端に寄せてスペースを空けないと、とてもひと二人が満足に座れる場所を確保できなかったのだ。

以下略



229:名無しNIPPER[saga]
2015/01/26(月) 02:04:33.57 ID:B0EEMirX0
早鐘を打つ心臓の鼓動が疼痛のように脳を打つ。巡る血液に硬くなった教師の身体は、いつになく熱を増している。
呼吸が浅くなっていくのを、あえてゆっくりと行う。

目の前の少女は敏い。教師の不調などはすぐに見抜いてしまうだろう。
教師は冷静さを取り戻そうと焦ったが、昂る身体はなかなか言うことを聞かず。
以下略



230:名無しNIPPER[saga]
2015/01/26(月) 02:07:30.92 ID:B0EEMirX0
少女「どうして……」

教師「え?」

自分のことで手一杯だった教師は、少女の声を危うく聞き逃すところだった。少女は小さく咳払いをして、もう一度、どうしてと言う。
以下略



231:名無しNIPPER[saga]
2015/01/26(月) 02:08:37.54 ID:B0EEMirX0
教師の背筋を悪寒が這い上る。身体に寒気がしているのは、頭の中に熱を吸い上げているからだ。熱にぐらぐらと焦点を失って、思考は半ばショートしているのに、それでも少女の声は清冽に透っていった。

少女「ようやく、私にも見えてきました。そして、私が先生に差し上げられる、唯一のことも」

歌うように少女は言って、笑った。
以下略



232:名無しNIPPER[saga]
2015/01/26(月) 02:11:55.73 ID:B0EEMirX0
ここまで。

やっと獲物が罠にかかりました


233:名無しNIPPER[sage]
2015/01/26(月) 02:24:31.88 ID:UdZbCKMDO
ここでお預けですかあぁあ!?
乙、次はいつ頃になるんですかな


234:名無しNIPPER[sage]
2015/01/26(月) 07:57:27.34 ID:I9rABUTm0
続きがきになる


235:名無しNIPPER[sage]
2015/01/26(月) 09:11:11.84 ID:6WWZTkmw0
乙です。
獲物?獲物?E・MO・NO?


348Res/233.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice