過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/15(日) 05:42:32.30 ID:GEL0NFRX0
ふっつりと黙り込んだ少女を尻目に部屋の様子を検める。

よく整頓されている家だった。というよりは、物自体が少ないという印象。
ベランダを見ても洗濯物は見当たらない。きっちり取り入れてタンスなり何なりに仕舞っているのだろう。
家庭訪問をすっぽかして連絡一つよこさない母親が、掃除や洗濯だけは勤勉に励むだろうか?
そんなはずはなかった。

教師「一つだけ訊かせてくれ。一つで十分だ」

少女「はい。何でしょう」

教師「お前の母親は、いつこの家を出たんだ?」

少女はわずかに目を瞠って、くすくすと笑い出した。あくまで声を立てない辺りに品を感じる。

少女「ふふ、先生に隠し事は出来ませんね。はい、母親が出て行ったのは一昨日です」

含羞むように頬に手を当てて、少女はなおも上機嫌に笑みを浮かべる。意を図りかねたが、それよりも問題は言葉の内容である。

口調は自然、問い詰めるようなものになった。



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