過去ログ - 教師「お前は一体どうしたいんだ!」 少女「私は……」
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/15(日) 05:43:01.16 ID:GEL0NFRX0
教師「お前の母親が家を空けるのは珍しくないんじゃないか? 仕事かそうじゃないかはともかくとして」

少女「はい。この家に帰ってくるのは……そうですね、週に2、3度でしょうか」

教師「その間、この家にはお前だけなんだな? 家のことをしているわけでもなさそうだ。家事全般もお前がやっている」

そういえばこの家には今、私と少女の2人きりだな、と思った。どうでもいいことだったので忘れることにした。
少女は教師の様子に気付かないように続ける。

少女「はい。ただ、母の部屋には立ち入らないようにしています」

教師「だろうな。……さっき、『この家に帰ってくるのは』と言ったな」

教師「もう一度訊くぞ。お前の母親はどこにいる?」

笑みを湛えた口元を、少女は手の平で覆い隠した。隠しきれない何かがそこから溢れ出でもするのだろうか?
一回り以上年上の男に詰問されて、それを楽しんでいるとでもいうのか?
しかも母親の、社会一般にはあまり褒められない所業を訊き出されて、かばうような素振りも見せない。
目の前に佇む少女の心の動きがさっぱり理解できなかった。

言葉の端々に昂ぶりを滲ませる少女が、まるで未知の何者かにも思える。
教師にできることはただ返答を待つことだけだった。



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