過去ログ - School Daysより「素直な気持ちになるために」
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2014/05/31(土) 22:37:46.81 ID:Ob2BSVLt0
放課後、いったん家に戻ってから七時に榊野ヒルズで待ち合わせる予定だったが、
誠は、その前に一度、言葉の家に行きたいという申し出をした。
言葉は、イブの夜を過ごす前に、家族に挨拶をしたいのかもしれないと考え、
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2014/05/31(土) 22:39:08.64 ID:Ob2BSVLt0
「ごめんなさい、俺、今夜、言葉と…一緒に過ごせません」
話の切り出しに悩んだ誠は、結局、ストレートに考えていたことを話していた。
「俺、やっぱり、おかしいと思うんです。学生が…ヒルズのホテルなんて」
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2014/05/31(土) 22:39:57.73 ID:Ob2BSVLt0
「俺…言葉よりも好きな子がいるんです。
言葉よりも、大切な人がいるんです。
俺、このあと、その人のところに行かなきゃいけなくて…。
だから、本当にごめんなさい。…言葉とは、一緒に過ごせませんっ!」
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2014/05/31(土) 22:40:50.31 ID:Ob2BSVLt0
その様子を見ていた母親が、誠に向かって言った。
「立ちなさい」
鋭い口調に臆さず、誠がその場で立ち上がった…次の瞬間、
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2014/05/31(土) 22:42:14.10 ID:Ob2BSVLt0
ドアの音に、慌てて言葉は立ち上がり、追いかけようとしたが、
父親が肩に手をやって制した。
「離して! 誠君は、私と一緒に過ごすの!」
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2014/05/31(土) 22:42:50.52 ID:Ob2BSVLt0
一方の誠も、言葉の家から出た瞬間から、ずっと、涙が止まらなかった。
決して、言葉のことは嫌いだった訳じゃない。
寧ろ、好きだという気持ちを握りしめて放せなかった。
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2014/05/31(土) 22:44:12.55 ID:Ob2BSVLt0
もうすぐ、午後6時になるという頃。
自宅方向への電車が来たが、世界はベンチから動けず、座ったまま見送った。
もし、中に言葉に逢うために榊野町に向かう誠が乗っていたら…、
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2014/05/31(土) 22:44:58.26 ID:Ob2BSVLt0
「サンドイッチ…食べさせてあげたかったよ…誠ぉ…」
一口かじったサンドイッチを手にしたまま、世界は涙を零してうつむいていた。
それを聞いた誠は、近づきざまに「いいの?」と世界の手を取り、
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2014/05/31(土) 22:45:43.85 ID:Ob2BSVLt0
「今、私の指まで食べた…」
「だって、残り少なかった…」
「…もうっ」
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2014/05/31(土) 22:46:54.42 ID:Ob2BSVLt0
「…ただいまー」
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2014/05/31(土) 22:47:34.43 ID:Ob2BSVLt0
「そう。っと、世界って言うのはね…」
いつもならここで人の興味をつかむ世界は、止にどう話したら伝わるか、
苦笑いしながら考えてしまったが、それに気づいた誠は、自分の部屋から、
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