23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/05(木) 19:38:37.15 ID:DNBJrAglO
「プロデューサーの声帯を完全に模写したボイスチェンジャーだ。使うがいいぞ仁奈」
「すげーです!」
「なにそのプライバシーゼロな発明!」
「大丈夫だ、こんな私でも非核三原則だけは遵守している」
「救いになってない! 何一つ救いになってないよ!」
そうこう言っているうちに市原がボイスチェンジャーを口元に装着していた。
『あららぎこよみでごぜーます』
驚くほどに神谷氏ボイスだった。
微妙に僕の声とは違う気もするが、本人が聞いている自分の声と他人が聞く声は違うと言われている。
自分の声を録音して聞いてみると別人に聞こえるあれだ。
「無駄にハイテクを駆使してんじゃねえよ」
「なに、天才である私の手にかかればこの程度お茶の子さいさいだ」
「褒めてないからな?」
『うぇひひひ、するがおねーさん、ぼくにおっぱいをさわらせやがれです』
手をわきわきさせながら神原ににじり寄る市原。
なんだそれは、僕の物真似のつもりか?
僕がレディに胸を触らせろなんて失礼な台詞、例え吸血鬼と戦う直前で死ぬかもしれない状況だとしても言う訳ないじゃないか。
声が同じでも中身が問われるいい例だ。
「やっ、やめてくれ阿良々木先輩! 阿良々木先輩には戦場ヶ原先輩という恋人がいるじゃないか!!」
『しらねーですよ! おらっ! とっととぬぐですよ!』
「ああっ! あ……んんっ、だ 、駄目だ……! そこはパンツをしまうところじゃないぞ!」
『ぐへへ……いいからだしてんじゃねーか』
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