過去ログ - 浅倉威「ドキドキプリキュアのアイちゃんと遊んでみた」【再投稿】
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◇BmFm4z6H0
[saga]
2014/06/07(土) 19:50:14.09 ID:BlapMVTY0
「・・・何の用だ?」浅倉は低い声で、少女たちに尋ねる。
「その・・・、アイちゃんをご存知でしょうか・・・?」
不安そうに尋ねる亜久里の質問を聞き、浅倉は昨日の出来事を思い出す。また、彼にはアイちゃんという名は聞き覚えがあった。
「あぁ、あれか・・・」と、浅倉は昨夜の出来事を思いだし、気怠そうにある方向を指差す。
「こ、これは・・・!」
指を差された先に転がっていたものを目にし、亜久里は震えた。目に映った前掛けにはハートの模様が描かれていた。明らかに彼女のパートナーが身につけていたものだった。しかし、それは大量の血によって真紅に染まり千切れていた。
「楽しかったぜ、あれは」浅倉は満面の笑顔で答えた。
亜久里は、その笑顔に宿る狂気に底知れぬ恐怖を感じた。当然である。
彼女も凡人ではなかった。だが、目の前の血まみれの男には嫌な予感しか浮かばない。
(何を考えているの、この人は・・・)
しかし、愛すべきパートナーを取り戻すために、彼女は持ち前の気丈さを忘れなかった。
「あ、アイちゃんを返してください・・・!」恐怖している自分を奮い立たせるかのように、マナは語気を強めて言う。
「そうです!返しなさい!アイちゃんをどこへやったのです!!」
恐怖と義務感の狭間で震えながら、亜久里も浅倉に詰め寄る。
その目には、嫌な予感から浮かび出た涙がにじんでいた。
「あれなら食わせたが・・・、それがどうかしたか?」
浅倉は不思議そうに別方向を指差した。
そこには、怪物達が食べ残した腕や背骨、内臓などが転がっていた。その小ささから、二人はそれが探していた赤ん坊の残骸だとすぐに悟った。
湿度の高い環境だったためか、既に腐敗が始まり蠅が飛び交っていた。残された内臓の破片には腐食性の昆虫が蠢き始めていた。
アイちゃんだった物は、昆虫達の供宴の場と化していた。
悪臭が、ふたりの少女の鼻を刺激する。
それは、それまで何不自由なく過ごしてきた彼女たちにとって、とても耐えきれない悪臭だった。
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