過去ログ - 矢澤にこ「きっと青春が聞こえる」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:57:04.70 ID:VQCioLVjo
【にこ】
「そこにいなさいよー。私も行くから」
【希】
「あ、うちもー」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:57:31.92 ID:VQCioLVjo
私は運動は得意な方じゃないけれど、球遊びは妹たちと度々することがあったので、
まるきり下手っぴというわけではなかった。
【凛】
「いっくよー」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:58:03.83 ID:VQCioLVjo
【希】
「これからどうするん?」
【にこ】
「別にいいんじゃない、このままで。新学期になればまた変わるわ」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:58:29.93 ID:VQCioLVjo
希は言葉を切ったけど、言わんとしていることは察した。
アイドル活動を続けるかどうかを問いたいのだろう。
なんとなく口幅ったくて、今まではっきりとは言わないようにしていた。
だけど、今こいつになら話してもいい、そんな気分になった。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/09(月) 23:59:37.36 ID:VQCioLVjo
【希】
「そっか! うんうん、それがええよ」
【にこ】
「そんなこと気にしてたの?」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 00:00:09.76 ID:fMip50o4o
【にこ】
「ほんと、あんたはいつもそう。人のことばっかり」
【希】
「うーん、うち、そんなに何かしたかなあ?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 00:00:47.16 ID:fMip50o4o
【にこ】
「わかってんのよ。私だって穂乃果たちのことを見てた。
そしたらね、いつもあんたが視界の端にいるわけ。私はあんたよりも外側から見てたの。
だからあんたが色々やってるのも見えてた」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 00:01:24.34 ID:fMip50o4o
【にこ】
「ありがとう、希」
希は、一瞬ちょっと呆けた顔になって、それから「ん」と喉を鳴らし、にっこり笑った。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 00:01:52.71 ID:fMip50o4o
私はこれ以上この話をしたくなかったので、話題を変えた。
【にこ】
「ねえ、希。次の部長、誰がいいかしら」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 00:02:21.15 ID:fMip50o4o
部室に声をかける。
【にこ】
「誰か、ペン持ってきて、ペン!」
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