過去ログ - 矢澤にこ「きっと青春が聞こえる」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/10(火) 00:07:12.60 ID:fMip50o4o
【にこ】
「わかった?」
花陽は返事をしなかったが、じっと見つめ返してくる眼に狼狽の色はないように思えた。
お願いね、と声をかけて、私は二人の肩をぽんと突き放した。
花陽は、やっぱり何も言わなかったけれど、すっと姿勢を正して、深く礼をした。
それを見た凛も、慌ててこうべを垂れた。
しばしの後に頭を上げた二人に、私はにっこり笑って“にこにーポーズ”をしてみせた。
花陽は頬を緩ませて、凛も笑顔でポーズを真似した。
私は、なんだかとてもいい気分だった。
こんな時間が、ずっと続けばいいのにと、そう思った。
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