過去ログ - 矢澤にこ「きっと青春が聞こえる」
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29: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:22:40.98 ID:VCgAimupo
【穂乃果】
「あぁー! どうして気が付かなかったんだろう!
廃校がなくなっても、ラブライブが終わっても、
私たちはアイドル研究部なんだから、ただライブをすればいいんだよ!」
30: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:23:28.34 ID:VCgAimupo
【穂乃果】
「こういうのは、はっきり『やる』って決めないと駄目なんだよ!」
同調したのは絵里と海未だ。
31: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:23:58.34 ID:VCgAimupo
真姫が疑問を投げかけた。
【真姫】
「それで、いつするの? もうすぐ冬休みに入っちゃうけど」
32: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:24:40.09 ID:VCgAimupo
何気ない、しかしはっきりした事実の通告に、場が少し沈んだ……ような気がした。
その空気を打ち破るかのように、穂乃果が声を張り上げた。
【穂乃果】
「よーし! 私たち9人の最後のライブ、おもいっきり楽しもう!
33: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:25:14.17 ID:VCgAimupo
【海未】
「そうですね、詞の書き溜めは結構あるので、私は問題ないと思いますが……」
【ことり】
「冬休みまでになら、みんなにちょっと手伝ってもらえば衣装は間に合うと思うよっ」
34: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:25:41.95 ID:VCgAimupo
なんとも愉快な仲間たちだ。
私は笑いを噛み締めてくくっと肩を揺らし、意気揚々と立ち上がった。
【にこ】
「話はまとまったわね! それじゃあ屋上でレッスンするわよ!」
35: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:26:27.42 ID:VCgAimupo
【絵里】
「ちょっとね、生徒会の手続きで、やってもらわないといけないことがあるのよ」
【にこ】
「そ、そう……じゃあみんな、先に行っててちょうだい」
36: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:26:59.63 ID:VCgAimupo
【にこ】
「で、なに」
【絵里】
「……大丈夫?」
37: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:27:25.15 ID:VCgAimupo
絵里の用事というのは、部員の登録や来年度予算に関する書類だった。
よくわからないので、全部絵里に言われるままに書いた。
私が書く意味がないじゃないかと不平を言ったら、呆れられた。
【絵里】
38: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:28:00.98 ID:VCgAimupo
【にこ】
「いいのよ、別に。自分でも向いてないって気づいてるわよ」
【絵里】
「そんなことないわ」
39: ◆AO2WK0NAi.[saga]
2014/06/11(水) 00:28:45.31 ID:VCgAimupo
【絵里】
「ふてくされてるじゃない」
【にこ】
「……なによ、別にいいでしょ。自分で向いてないって認めてるんだから構わないで」
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