過去ログ - もしもあの時綾波レイの怪我が本編より少しだけ軽かったら
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301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/08/10(日) 03:39:40.96 ID:tSFhMuIc0
レイ「えっ?」

シンジ「ずっと探していて……見つからなくて……やっとあきらめたとこだったのに……」

レイ「い……碇くん?」

   膝に顔をうずめるシンジ いつしか涙声で

シンジ「やっと……綾波がいない世界でも頑張っていこうって決めたところだったのに……」

レイ「あの……えーと……」

シンジ「どうして……どうしてもっと早く教えてくれなかったんだよ!?」

レイ「ご、ごめん……あたしも、よくわからないっていうか……」

シンジ「えっ……」

レイ「許されないと思っていた……この世界には、相容れない存在だから」

シンジ「……」

レイ「碇くんが許してくれたから、だったらいいなって、思ってた」

   困った笑みを浮かべるレイ

シンジ「綾波……」

   立ち上がるレイ 少しわざらしく快活に

レイ「今度はさ、ちゃんとお父さんとお母さんもいるんだよ? 使徒がどうのこうのじゃなくて」

シンジ「え?」

レイ「二人ともすごく優しくって……あたしがこんなナリだから、小さいころからだいぶ苦労かけちゃったみたいだけど」

   前髪を引っ張ってみるレイ

シンジ「そっか……」

   床に目を落とすシンジ

シンジ「あの……ごめん」

レイ「何が?」

シンジ「綾波が悪いわけじゃないのに、勝手なこと言って」

レイ「ううん、いいよ。……あたしもよかった、碇くんが碇くんで。違ったら、どうしようかと思っちゃった」

シンジ「え……」

レイ「この学校があるのは、調べて知ってた。そのうち、自分の目で確かめに来ようと思ってたんだ。ちゃんと碇くんがいるか……あたしの知ってる碇くんかどうか」

シンジ「……」



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